典型的なマンションの間取りでは、廊下にトイレがありますが、このトイレのドアに注目したことありますか?マンションのトイレのドアって、基本、トイレ側ではなく廊下側に開くんですよね。
つまり、トイレのドアを開けると、廊下をふさいでしまうんです。
リフォームの検討中に、そのことにふと気が付き、当初は全く考えてもいませんでしたが、トイレのドアを引き戸にリフォームしました。
私たちが購入した中古マンションの間取り(リフォーム前)
↑これは、私たちが購入した中古マンションの、リフォーム前の間取り図です。
トイレのドアが廊下側に開くようになっていますが、洋室3部屋は廊下側ではなく、部屋側に開くようになっています。
廊下とリビングをつなぐところが廊下側に開くようになっていますが、これはレアケースだと思います。リビング側に開くように作ってしまうと、その先に物入があるから、あえて逆に設計したのだと思います。
↓下は、最近の新築マンション3LDKの最も典型的な間取図だと思うのですが、リビング側に開くようになっていますね。
それでもやはり、トイレのドアは廊下側に開くようになっています。
トイレが狭いので、トイレ側にドアが開くように作ると、出入りしにくくなってしまうからだと思います。でも、公共のトイレでは結構よくありますよね、トイレ側にドアが開いて、出る時に出にくいっていうトイレが・・・
マンションはトイレも狭いが廊下も狭い
しかし・・・マンションの場合、トイレだけではなく、廊下も狭いです。廊下で大人が2人すれ違うとしたら、互いに体を横にしなければならない程です。
その程度の幅しかないのに、トイレのドアが廊下側に開くと、通路をふさいでしまうんですよね。イメージ図はこんな感じです。
※画像はPanasonicよりお借りいしています
昔は、日本の家は引き戸が基本でした。開き戸は、もっと広い家が当たり前の西洋の分化であり、狭い日本の家には向いていない、というのをどこかで読みました。
狭い日本の家(マンション)には、開き戸よりも引き戸の方が適している、ということです。確かにそうですよね。
なのになぜ、日本のマンションは、ほとんどが開き戸で作られているのでしょうか??
正確なところはマンションのデベロッパーに聞いてみないとわかりませんが、リフォームにかかる費用は、開き戸より引き戸の方が商品代(建具代)が高かったです。
引き戸ならではのメリット
引き戸のメリットは、やっぱり何と言っても、戸を全開しても全く邪魔にならないことです。全開だけでなく、中途半端に開けた時、もしくは閉め忘れであっても、ジャマになりません。
私はたまに、ドアノブに上着のポケットが引っかかってしまうことや、腕をぶつけてしまうことがあるのですが、引き戸はドアノブのように出っ張りもないので、引っかかることがありません。
これは、リフォーム後のトイレのドアの写真です。こんな感じで右側にスライドします。
以上、トイレのドアを開き戸から引き戸にリフォームして、使い勝手を向上させた話でした。
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