リクシル、パナソニック、クリナップ、タカラスタンダード・・・キッチンメーカー各社とも、工夫を凝らした吊戸棚を作っています。
前回のブログ記事
に書いた通り、私はリクシルのオートダウンウォールを検討したのですが、最終的には採用を見送りました。
今回は、電動昇降式の吊戸棚と、手動で降ろす吊戸棚の使い勝手の観点から、必ず押さえておくべきチェックポイントについて、ブログでご紹介したいと思います。
検討中の方は、是非、ショールームでの実物チェックにお役立てください!
電動式の場合、必ずチェックすべきポイント
収納タイプや、水切り、または食器乾燥タイプなど、中身は様々ありますが、電動昇降タイプの場合、必ずチェックしておきたいポイントがあります。
それは・・・
上げ下げする際、スイッチを1回押せばいいのか?それともボタンを押し続ける必要があるのか?
ということです。
クリナップの電動ウォールキャビネットの場合はとても分かり易いのですが、プッシュムーブとオートムーブシステムの2種類があります。
プッシュムーブ | ボタンを押し続けて昇降するタイプ |
オートムーブシステム | ワンタッチで自動昇降するタイプ |
私のようにせっかちな方、気が短い方の場合は、ワンタッチで自動昇降するタイプの方が断然オススメです!!
もし、検討している電動昇降吊戸棚が、ボタンを押し続けるタイプしかなかった場合は、必ずショールームで実物を動かしてみましょう。
電動昇降吊戸棚の動きは結構ゆっくりしています。その間、ボタンを押し続けることに、イライラしないか必ずチェックしましょう。
手動で下に降ろす吊戸棚の場合、チェックすべきポイント
手動で下に降ろす吊戸棚とは、以下のような商品です。
このタイプの吊戸棚の場合、必ず実物を動かして、重いものが入った状態でも上げ下げに苦労しないか?という点をチェックした方がいいです。
そして併せて
この吊戸棚に具体的に何を収納するのか?出し入れする頻度はどの程度か?出し入れしにくくないか?
ということも明確にした方がいいと思います。
どういうことか、詳細をご説明しますと・・・
手動で手前に引き下ろすタイプは、物が滑り落ちてこないように、ストッパーになるバー?柵?が付いていますよね。
つまり・・・
↑こんな感じの取っ手がついたプラスチックケースを、すべらせて出し入れすることはできません。(上の写真は、賃貸マンション時代の我が家の吊戸棚内部です。散らかっていてすみません・・・)
ちなみにこの取っ手付プラスチックケースは、100円ショップで購入しました。ケースごと下に降ろして物を出し入れできるので、吊戸棚の奥行を有効に使うことができる優れモノです!
さて・・・
↑このように写真で見る限り、下段の高さがあまりないので、奥に収納した物は取り出しにくいのでは??と思うのです。
例の100円ショップの取っ手付きプラスチックケースが使えませんから、奥の物を取り出すには、一旦、手前の物を出す必要がありそうです・・・
ですので、何を収納するのか?出し入れの頻度と出し入れのしやすさも含めて、しっかり検討しないと、「便利かと思ったら、使いにくかった・・・」なんて事態になってしまいます。
しかも、クリナップのムーブダウン吊戸棚には
- 重いものを入れすぎないで下さい。収納物の目安は15kgまでです。
- 収納物が軽いと、下まで降ろしても手を離すと上昇します。
なんて注意書きもあります。重すぎてもダメ、軽すぎてもダメ・・・難しいですね(笑)
この辺はメーカーによって様々でしょうから、よく確認しましょう。
まとめ
電動式にしても手動式にしても
- 何を収納するのか?
- 出し入れする頻度は?
- 出し入れしやすいか?
ということを具体的にイメージして、本当に使いやすいのか?ということを冷静に判断しましょう。
そして併せて、
- 吊戸棚以外の収納スペースで十分間に合う可能性は?
- 普通の吊戸棚の方が使いやすい可能性は?
ということも、もう一度考えてみましょう。
そんなこんなで私は「普通の吊戸棚で十分だな」という結論に達したのです(笑)
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