リフォームをするなら相見積もりを取って比較・検討!というところは、もはや常識レベルの話かもしれません。
でも、相見積もりは、1番安いリフォーム会社を選ぶためだけのものではありません。
私は3社から相見積もりを取りましたが、自分が想像もしていなかったメリット(収穫)があったので、今回はそれをご紹介します。
リフォーム会社によって、提案内容が異なる!
これが一番大きな収穫でした。
リフォームでは、1つの目的を達成するために、複数の方法(選択肢)が存在するのです。
しかし、経験の浅いリフォーム会社(担当者)だったりすると、複数の方法が存在することを知らなかったり、もしくは知っていても施工経験がないので、その選択肢をわざわざ説明しないケースがあります。
一方、複数の方法がある場合は、当然それぞれメリット・デメリットが存在します。
リフォーム会社では、そのメリット・デメリットを把握した上で、最適だと思う1つの方法しか提案してこないということも多々あります。
素人にとっては、それぞれの方法にどんなメリット・デメリットがあるのかはもちろん、複数の選択肢があることすら知りませんよね?
これが複数のリフォーム会社に相見積もりをとることで、「そんな方法もあったんだ!」と自分の視野・選択肢が広がり、より暮らしやすい住まいづくりを実現することができます!
私たちのリフォームでは、いくつかその具体例があるので、ご紹介させていただきます。
具体例:リビングと和室の段差解消について
私たちが購入した中古マンションは築20年ほどで、リビングと隣接する和室が、5~6センチほど高くなっていました。段差があるということです。
初めて見学した際に、不動産営業マンに質問してみると、
リフォームでこの段差をなくすことは出来ないのでしょうか?
リビングの床を上に上げることになるので、廊下や他の部屋の床も上げるのか?ということになりますし、床から天井までの高さが低くなるので、もったいないと思います。
このような回答でした。
リフォーム会社A
一番初めに訪問見積(現地調査)をしてもらった会社です。
一応、リビングと和室の段差について質問しました。
この段差を無くすには、リビングの床を和室の高さに合わせて、上に上げるしかないんでしょうか?
そうですね。
分かりました。
じゃあそのままでいいです。
リフォーム会社B
二番目に訪問見積をしてもらった会社です。私はもう、リビングと和室の段差解消については質問もしませんでした。(←これは反省点です。)
でもその後(見積書を出してもらった後)、様々な検討をする過程で、以下のようなやりとりをしました。
洋室1室を畳にリフォームできませんか?
畳の厚さの分だけ、廊下と段差が生じてしまうので、オススメしません。
少し薄い畳で、段差を最小にするということはできませんか?
薄畳というものを採用すれば、廊下のフローリングと同じ高さに揃えることができますが、薄畳は踏み心地が硬いので、私は正直あまりお勧めではありません。
え?薄畳ならフローリングと同じ高さになる?
じゃあ、リビングと隣接する和室の段差も解消できるっていうこと?!
と、ビックリ。大きな収穫でした。
早速、私はネットで薄畳についてのクチコミを漁り読みします。
リフォーム会社C
三番目に訪問見積をしてもらった会社です。
その時はまだ私は「薄畳」を知らず、リビングと和室の段差解消については何も質問しませんでした。
後日、リフォーム会社Cの担当者にも薄畳のデメリットについて質問してみると、畳屋さんにも確認をとった上で、薄畳の特徴や評判を教えてくれました。
ついでに、リビングと隣接する和室の段差も解消したいことを相談すると、
畳の厚さが薄くなる分、今度は押入と畳との間に段差ができるので、どうせなら押入も作り変えると使いやすいですよ・・・
とさらなる提案をしてくれました。
それを聞いて、それなら薄畳を使ってみる価値はあるな!と思い、思い切って押入も含めてリフォームすることに決めました。
振り返ってみて
リフォーム会社Bは、薄畳の存在を知りながらも、最初は「洋室を畳にすると、段差が生じるからおすすめしない」と言っていました。
それはおそらく、私が当初伝えていた予算のことを優先的に考えて、あまりあちこちいじらない方がいいと判断したのかな?と思います。
でも、リフォーム会社Cは、私が気がかりな薄畳について進んで調べてくれましたし、ついでに押入もリフォームすればこんなメリットがあるよ、ということまで提案してくれました。
しかし、リフォーム会社Bも、キッチンのリフォームに関しては、とてもいいアイディアを提案してくれ、それを一部採用させてもらいました。
まとめ
ということで、相見積りでは、リフォームのアイディアをたくさん集めることができます。
見積りの段階では無料ですしね。
ですので、相見積もりをする際は、「1番安くリフォーム工事してくれる業者を探そう!」という気持ちばかりでいると、ある意味、損をすることになります。
安く済ませたい!という気持ちを全面に出すと、リフォーム会社の担当者も、別の選択肢があるのにそれを提案してこなくなるかもしれません。
「そんな方法あるの?それならお金をかけても、そこもリフォームしたのに・・・」なんてことにならないようにしたいですよね。
リフォーム会社が提案してくれる工事方法のメリット・デメリットをしっかり理解して、自分にあった方法を選択することが大切だと思います。
- 相見積もりは、1番安いリフォーム会社を探すためだけのものではない
- 相見積もりは、複数のリフォーム会社からたくさんのアイディアをもらえるチャンス
- 相見積もりで、複数の工事方法があることを知り、自分に一番合った方法を選ぶ
とうことですね。
もし、面倒だし見積りは1社だけでいいや・・・なんて思っている方は、面倒でも是非複数のリフォーム会社に見積を依頼してみて下さい。
こちらの記事「おすすめのリフォーム見積りサイト 5選」で、相見積もりに便利なサイトをいくつか紹介していますが・・・
ひとまず ホームプロ で無料特典資料(相見積もりのコツやチェックポイントなどをまとめた資料)をもらっておくと役立ちますよ。
リフォーム会社によって得意・不得意もあるようですし、別の角度からのアイディアや意見をもらえることは、とても大きな収穫です。
是非、相見積りでよりよいリフォームを実現して下さい!
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