食洗機があるのに、ほとんど使っていない…という家庭は、意外と多いようです。
特にビルトインタイプの食洗機に多い印象です。
食洗機を使わなくなる理由は、
- 食器がうまくセッティングできず面倒、手洗いした方が早い
- 予洗いが面倒、手洗いした方が早い
- 汚れが落ち切らず、結局手洗いする
- 1度に使う食器の量が少ないので、手洗いした方が早い
- 乾燥後でも溝に水が残るので、フキンで拭く必要がある
- 食洗機は時間がかかりすぎる
- 全て食洗機で洗えるわけではないので、それなら全部手洗いでいい
- 電気代やガス代が気になる
こんなところでしょうか。
手洗いと食洗機を比較した場合、本当は食洗機の方が早い&楽&省エネなんですが、食洗機に慣れないうちは逆に負担に感じてしまうようです。
食洗機をのべ10年以上愛用している私アカネ(30代主婦)が、食洗機を最大限に活用する8つのコツをご紹介します。
食洗機があるのにあまり使っていないわ…
という方も、
食洗機が欲しいけど、結局使っていないという話も聞くから、なかなか購入に踏み切れない…
という方も、
この記事を読んで是非、食洗機を使い倒してください!
食洗機に入れやすく洗いやすい形状&素材の食器・調理器具を使う
単純に「食洗機対応」の食器を選べばOK!というわけではありません。
「食洗機対応」と表記されている食器は「食洗機で洗える素材ですよ」というだけで、「食洗機に入れやすい形」とは別問題なのです。
食洗機をストレスなく使いたいなら、食洗機に適していない食器は全て買い換える覚悟を持って下さい。
食洗機に適していない食器を使い続けることは、食洗機を使わなくなる最大の原因と言えます。
食洗機に不向きな食器の具体例
ご存知の通り、熱に弱い素材や食洗機非対応の木製・竹製製品はNGです。
深さがあり、コロンと丸い形状の器は食洗機で洗いにくい
↓以下のような形の食器は、食洗機に適していません。
↑このような深さのあるごはん茶碗や味噌汁椀を食洗機で洗う場合、間隔を空けてセットしないと、奥まできれいに洗えません。
私も以前はこのような汁椀を持っていましたが、食洗機で洗いにくくストレスの素になるので処分しました。
飲み口が締りぎみで、底が厚いタンブラー型のグラスは倒れやすい
背が高めで底が厚いタンブラーは、食洗機の中で安定しにくく、水の勢いで倒れてしまうことがあります。
おすすめ!食洗機に最適な形状・素材の食器
10年以上食洗機を愛用している私がお墨付きの食器をご紹介します!
食洗機にピッタリのごはん茶碗
↑無印良品の白磁(少し青みがかった白い食器)のごはん茶碗。
家族・来客用も全て、このごはん茶碗で統一しています。
食洗機にピッタリのお味噌汁椀
汁椀なら、このように浅型で口が外側に広がった形状が最適です。↓
さらには、↑この商品のように底部分に水切りの切り込みが入っている汁椀だとベストです!
食洗機にピッタリの小鉢
↑我が家のPanasonicビルトイン食洗機に、きれいにセットできて、使いやすく かつ リーズナブルなこの食器。
小鉢、サラダ、鍋の取り皿はもちろん、スープやごはんだっていけます!
食洗機に最適なグラス・コップ
↑逆台形をした背が低めのグラスは、食洗機に収まりやすく、倒れることもありません。
↑これくらい小ぶりなグラスなら、さらに食洗機に収まりやすく、小さな子どもでも使いやすいですよ。
割れにくい丈夫な素材のグラスを選ぶと、食洗機の出し入れに気を遣う必要もなく、ストレスが軽減できます。
同一の食器を、家族の人数×2倍程度そろえておく
家族全員、同一の食器で統一。
そして毎日使うご飯茶碗やお味噌汁椀は、家族の人数×2倍の数をそろえておくとベストです。
理由としては、
- 食洗機に楽にきれいにセットでき、汚れもしっかり落ちる
- 食洗機でまだ洗い上がってない状態でも、次の食事に使える食器がある
- 来客時も、その食器で対応することができる
この3点です。
同じ食器で統一すると、食洗機に入れるのが楽です。入れる場所に迷いません。
同じ形の食器で統一すると、食器と食器が等間隔で収まり、食洗機の水流も均等に当たります。↓
そして、食器を多めにストックしておけば、万が一食洗機を回し忘れたまま、次の食事の時間がきてしまった!となっても大丈夫です。少人数の家族なら2~3回分まとめて洗うこともできますよ。
ついでに・・・
同一の食器が食器棚に残っている状態だと、洗い終えた食器を食器棚に戻す時も、場所が一目瞭然で楽チンですよ。
食器が少量でも、ためらわずに食洗機を使うor2回分をまとめて洗う
「1度に出る洗い物が少ないから、手で洗った方が早い!」という意見を良く聞きますが、我が家の場合は少量でもためらわずに食洗機を回すか、次の回にまとめて洗うようにしています。
「電気代がもったいない!」「水道代がもったいない!」という意見もありますが、私から言わせれば「食洗機を使わないことが1番もったいない!!」です。
2~3回分をまとめて洗う場合は、水に漬け置きしておくと、汚れがこびり付きません。
折りたたみできるシリコン製の洗い桶なら、使わないときはコンパクトに収納できて場所を取りません。↓
食器だけではなく、フライパン・グリル・換気扇なども食洗機で洗う
アルミ製のフライパンやフッ素加工された素材は食洗機非推奨ですが、気にせずガンガン入れましょう。
ダメージは大したことはありません。
食洗機で傷んだら、また買い直せばOK!消耗品と捉えられる程度のお値段の物を使うようにしましょう。
全ては食洗機で楽をするために!!
または、取っ手が取れるティファールの食洗機対応のエクセレンスシリーズもオススメです。↓
ちなみに私は、キッチンの換気扇(フィルターやファン)も食洗機で洗っています!(笑)↓
1~2年放置した換気扇の汚れはさすがに無理ですが…
換気扇もまめに洗えば大して汚れていませんので、1~2ヶ月に1回のペースで食洗機に突っ込んでいます。
食洗機用洗剤の多くはアルカリ性ですが、金属の変色が気になる場合は、クリスタのような中性洗剤を選びましょう。↓
食洗機に入れる前の予洗いのコツをマスターする
「食洗機って予洗いしないといけないから、結局手洗いと変わらない!」という意見がありますが、ちょっと待ってください!
食器を手洗いする時、予洗いしていませんか??
ご飯粒がカピカピに固まった炊飯釜を、いきなりスポンジで洗っています?
醤油とわさびが残った小皿を、いきなりスポンジで洗っています?
ハンバーグを焼いた後の、脂ギトギトのフライパンを、いきなりスポンジで洗ってます?
手洗いでも、予洗いしていますよね?
食洗機のメーカーには「基本的には予洗いは不要です!」と言い切る人もいるようですが、ユーザーである私の意見としては、食洗機の予洗いは残飯を取り除いてサッと水で流すだけでOKです。
特に油汚れに関しては、高温&アルカリ性洗剤で洗う食洗機には得意な汚れですので、ベトベトの状態で突っ込んでもスッキリきれいに落ちます。(食洗機への入れ方がマズイと汚れ残りしますが)
逆に食洗機が苦手なのは、グラタン皿の焦げ付きや、ザルの網目に噛んだ野菜くずなどです。
食洗機の得手・不得手に合わせて、それに応じた予洗い(または手洗いへの切り替え)をしましょう。
食洗機で汚れが落ち切らなかった時は、再び食洗機に放り込む
「食洗機で汚れが残ってしまい、結局 手洗いし直す…」という意見もよく聞くのですが、手で洗う必要はありません。
ほとんどは食器の入れ方に失敗して落ちなかった汚れですから、もう一度食洗機に入れ直して食洗機に洗ってもらいましょう。
食洗機が不得意なザルの網目に噛んだ野菜くずなどが残った場合は、爪でカリカリして落としましょう(笑)
食洗機を使い慣れていないうちは、汚れが残ってしまうこともありますが、徐々に上手に使いこなせるようになってきます。
食器選びに始まり、食器の入れ方、汚れの特徴に合わせた予洗い、洗浄モード設定や洗剤選びなど、慣れれば汚れはきちんと落とせます。
慣れるまでは大変に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば、別のことを考えながらでもできるくらい簡単な作業になりますよ。
ビルトインの場合、浅型ではなく深型食洗機を選ぶ
これからビルトイン食洗機を入れようかどうか検討中の方は、是が非でも深型を選ぶことをおすすめします。
現在私は、ビルトインの深型食洗機を愛用しているのですが、実家等で浅型食洗機を使うと
ッチ!
全然入らねー!!
と心の中で舌打ちしてしまいます(笑)
深型食洗機なら、大きめのお皿やどんぶりはもちろん、ザルやボウルなども楽々入ります。
特に実家は食洗機に入れにくい形の食器も多く、色んな種類が入り乱れているので、思ったより入らないんですよね…
浅型と深型の比較については、こちらの記事↓をどうぞ!
据え置き型の食洗機なら、設置場所が許す限り、コンパクトタイプではないスタンダードなサイズを選びましょう。
何を持って「食器洗い終了」と捉えるのか?を見直す
食洗機愛好家の私としては、思いもよらない意見だったのですが…
「食洗機は時間がかかる!」という意見の中には、「食器洗いという家事は、食器を全て食器棚に戻して初めて終了する」という方がいらっしゃるのです。
おそらく洗いカゴでの自然乾燥もそこそこに、ふきんで拭いて棚に戻していくのだと思いますが、そこをゴールと捉えたら、確かに食洗機は時間がかかりすぎますよね…
食洗機は乾燥運転も含めて、トータル90分~2時間はかかりますから。
私は、シンク内が空っぽになった時点を、食器洗いのゴールととらえています。
食洗機で洗うものは全て食洗機に放り込み、食洗機のスタートボタンを押す。そして手洗いしたものをすすいで洗いカゴに置いたら、食器洗い完了!!です。
全てを手洗いするより、食洗機も使った方が断然早く・楽に終わりますよ。
食洗機と洗いカゴの中の食器類を片付ける作業は、次回の食事の準備に取り掛かる前に行う家事と捉えています。
夕食後に食洗機で洗った食器は、翌朝片付ければいいのです。
まとめ
以上、食洗機を宝の持ち腐れにしないためのコツ8点でした。
最も大切なのは、食洗機に適した形の食器をそろえることだと思います。
これが食洗機を使いこなせるかどうかの、運命の分かれ道…!とも言えます。
え??
色々な食器を集めるのが趣味?
料理に合わせて食器を使い分けたい?
どうぞ、どうぞ!
色々な食器を所有・使用する喜びと、食洗機をストレスフリーで最大限活用して皿洗いを楽にすることを天秤にかけて、ご自身にとって価値のある方をお選びください!
コメントをどうぞ!
15年お椀で悩んでいたので買い換えます!ありがとうございます。
波子様
コメントいただきありがとうございます!コメント承認が遅くなり申し訳ありません。
お役に立てたら嬉しいです。ちょっとしたストレスを解消するだけで、食洗機が「食洗機様様」になるはずです!