我が家では、システムキッチンはリクシルのシエラでリフォームしました。
そして、食洗機の深型v.s.浅型 トータルの価格差はどれくらい? にも書きましたが、食洗機を選ぶにあたっては、深型か?浅型か?が一番大きな分かれ道ではないかと思います。
ということで、浅型か深型か迷った経緯も交えながら、最終的に深型タイプの食洗機を選んだ理由をご紹介したいと思います!
追記:後に、深型食洗器のレビュー記事を書きました!
リクシルに入れたPanasonic深型食洗機NP-45RE6WJGの使い勝手をレビューします!
大は小を兼ねる。それなら深型で決まり?
システムキッチンのオプション等を検討している時、我が家のもう一人の食洗機ユーザーである夫に、食洗機についての意見を聞いてみました。
すると、「大は小を兼ねるで、深型がいいんじゃない?」とのこと。
確かにそうなんです。
でも、システムキッチンは、なんやかんやの追加料金が発生しやすくて、当初の見積金額よりも、だいぶオーバーしていっているのです。
だから、浅型でも十分間に合うのなら、予算を抑えられる浅型を選んでおきたい!!という心理が働いている上での、夫の意見聴取だったのですが…
そこまで夫に求めるには無理がありました。
さて、ここからが本題です。
据え置きタイプの食洗機の利用状況
結婚後に購入した東芝の食洗機(DWS-600B)。据え置きタイプというんでしょうか、ビルトインではなく外付けのものです。かれこれ8年くらい使っています。我が家では大活躍です。
途中、引越した際に、2~3週間使えない時期があったんですが、その時は「やっぱり食洗機って便利!!」と改めて実感しました。全て手洗いするとなると、後片付けに時間がかかります。
さてさて、この食洗機ですが、取扱い説明書を見ると、容量は6人分(食器53点)なんです。(ちなみにシエラのPanasonicの深型食洗機は、約6人分(食器44点))
で、この6人分対応の東芝の食洗機ですが、現在4人家族の我が家にとっては、ちょっと大きいです。
夫婦2人だけ~子供が1人の時は、朝で使った食器と昼(あるいは夜)をまとめて洗っていました。子供が2人(つまり4人家族)になってからは、2食分のまとめ洗いは、ちょっと入りきらなくなりました。
ということで、スカスカの状態でも、毎食後に食洗機をまわしています。
同じく、シエラの深型食洗機も同じ6人分の容量なので、2回分をまとめ洗いは出来ないと思います。
どっちみち毎食後に食洗機をまわすのであれば、ビルトインタイプは浅型食洗機(約5人分の容量)で間に合うだろうな…と思いました。あと1人子供が増えたとしても、我が家は最大5人家族です。
浅型食洗機のパネル材仕様について
フル扉材仕様・扉材仕様との比較
※クリックで拡大します↑
浅型食洗機の場合、フル扉材仕様と扉材仕様に加えて、パネル材仕様も用意されています。
これらの違いは、シエラの食洗機の違いや特徴【まとめ】 で書いた通りですが、やっぱり実際にショールームで見て、私は扉材にしたいなぁと思いました。(ちなみに、私が検討していた頃は、フル扉材仕様は存在していませんでした。)
2つを見比べると、やはりパネル材仕様は見劣りします。異なる素材で仕上げられているので、全く同じ色・質感ではありません。ぶっちゃけ、「ちょっと安っぽい素材」です。
そして、化粧パネルの四方をぐるっと囲んでいるフチの部分(特に下の図でピンクに色付けしたところ)に汚れ等がたまって、いずれ劣化していくだろうな…と感じました。
パネル材仕様のシルバーorブラックについて
そして・・・
このパネル材仕様、↓下の図の通り、操作パネルの部分がシルバーか黒かで金額か変わるんです。
たったこれだけで?と思ったのですが、リクシルのスタッフの方の説明によると、シルバーに塗装する手間がかかっているので、その分値段が高くなっているそうです。
キッチン本体の色をダーク系にする人の場合は、この操作盤もブラックを選んだ方がしっくりくるのかな?と思うのですが、キッチン本体が明るめだったら、シルバーの方が自然でしょうね。
ちなみに私は、グループ3のシルキーシダーか、ミストベージュで迷っていました。いずれも白に近い明るい色です。それならやっぱり、食洗機の操作盤もシルバーを選びたい、できることなら。
・・・となると。
↓下の画像にご注目下さい。
↑実は、扉材仕様の価格と、パネル材仕様(シルバー)の価格は同じなんです。
だったら、扉材仕様で決まりだな!と思いませんか?
もちろん、ブラックを選べば安くなりますが、扉材仕様の見た目のスッキリ感は大事にしたかったのです。
キッチンの見た目のスッキリ感にこだわった理由
私たちが購入した中古マンションのキッチンの間取りが、↓こんな感じで
対面式キッチンではないのです。
対面式キッチンであれば、ダイニング側からは、キッチンのこの面↓って見えませんよね。
対面式キッチンであれば、別にパネル材仕様の黒でもいいのではないかと思います。
キッチンに立った時か見えませんから。
それにキッチンに立った状態じゃ、実質、ほとんど視界に入らないはずです。
でも我が家は、ダイニングから見える角度にキッチンがあります。
ただ、独立型キッチンの壁を壊して、半独立型キッチンになる感じなので、上の写真のような完全な壁付キッチンとはちょっと異なるんですが・・・
だったらそこまでこだわらなくてもいいのでは?というのもあるんですが、扉材仕様とパネル材仕様の実物を見比べてしまった以上、扉材仕様を諦める気持ちにはなれませんでした。
扉材仕様の深型v.s.浅型
ということで、リクシルのショールームへ何度か足を運び、深型と浅型、両方の見積書を作ってもらいました。ちなみに、いずれもパナソニックの機能が少ない方の食洗機を選んでいます。
それがこちら↓
深型・扉材仕様
合計318,000円(定価)
浅型・扉材仕様
合計264,000円(定価)
値引後の差額
食洗機 | 定価 | 63%OFF |
---|---|---|
深型 | 318,000 | 117,660 |
浅型 | 264,000 | 97,680 |
差額 | 54,000 | 19,980 |
※私が依頼したリフォーム会社では、シエラは63%OFFしてくれました。
トータルで19,980円(税抜)の差額です。消費税8%を入れると、21,578円です。
この約2万円の差額で、浅型から深型にする価値があるのか?あるいは、深型をやめて浅型で手を打っていいのか・・・?最終的にジャッジすることになります。
浅型食洗機について考える
浅型に入らないもの
ショールームで確認したのですが、浅型食洗機には、大きいお皿が入りません。
カタログを見ると、深型・浅型に入るお皿のサイズは以下の通りになっています。
メーカー | パナソニック | リンナイ | |
---|---|---|---|
タイプ | 深型 | 浅型 | 浅型 |
基本 | 27cm以下
なら6点 |
25cm以下
なら5点 |
24cm以下
なら5点 |
最大 | 30cm以下
なら3点 |
27cm以下
なら3点 |
26cm以下
なら3点 |
※最大サイズのお皿を入れた場合、食洗機の深さ的にはクリアしていても、奥行や幅の関係で、3点しか入らなくなるようです。
さて、私がショールームに行った時、食洗機の中にはサンプルの大皿が入っていました。
それを見て、「浅型って、このサイズのお皿までしか入らないんだ!我が家で使っている大皿とフライパンのフタは入らないのかぁ…」と、ちょっとガックリきました。
念のため、自宅で実際に、フライパンのフタのサイズを測ってみました。
左のフライパンのフタが約29cm。このサイズは浅型に入りません。
そして右のお皿は、約23.5cm。このサイズなら浅型の食洗機にも入ります。
あとは、フライパンとか取っ手つきのザルとか、それ単体のサイズはさておき、浅型の食洗機だと、結局入らないかなぁと思いました。
これまでの経験上、食洗機があるからと言って、手洗いがゼロになるわけではないんですよね。大きさ的に食洗機に入らないもの、素材的に食洗機に入れない方がいいもの、そして食洗機では汚れが落とせないもの等々は、手洗いすることになります。
だから、手洗いするものが、少し増えるだけ。それなら浅型でもいいのかなぁ?とも思ったのですが・・・
フライパンのフタ
料理中、フライパンのフタって、比較的早いタイミングで出番終了になりませんか?そしてその時、私はとっとと食洗機に入れてしまっているんですよね。
フライパンのフタは大きいし、形的に不安定だし、調理台や流し台に置いておくと、その後の作用や後片付けにジャマになるんですよね。
でも、使い終えた段階ですぐに食洗機に入れてしまうと、とてもスムーズなんです。
取っ手付きのザル
それから、特に夫なんですが、ザルは食洗機に入れたい派のようです。「ザルは洗いにくいから食洗機に入れよう」というセリフを何度か聞いたことがあります。
確かに、ゆで上がったパスタにオリーブオイルをまぶした時など、ザルの細かい目に、油がつくじゃないですか。細かい部分に入り込んだ油汚れをきれいに落とすのは、食洗機の方が優秀です。
価格差によって得られるもの
ということで、もう一度考えてみました。
深型と浅型(両方とも扉材仕様)の価格差は約2万円・・・
2万円多く払えば、そこから約10年(家電製品としての寿命)は、フライパンのフタもザルも食洗機に放り込むことができる。
1日当たりの金額になおすと・・・
20,000÷(365日×10年)≒5.5
5.5円です!
やっぱり深型を選ぶことに決定です!
追記:以下↓深型食洗器のレビュー記事です。
まとめ
深型か浅型かだけなのに、またもや、かなりのボリュームになってしまいました。
ということで、私は最終的に深型の食洗機を選んだのですが、ブログであれこれ書いているうちに、価格の安さだけではなく、あえて浅型を選ぶ価値があることに気が付きました。
詳しくは、以下の記事にまとめています。
どなたかの、食洗機選びの参考になれば幸いです。
コメントをどうぞ!