システムキッチンの食洗機、意外と選択肢が多くて、どれにしようか迷いますよね…
大は小を兼ねる…で考えれば、食洗機は深型を選んでおけば間違いないのかな?と思いますが、やっぱり気になるのは、価格のこと。
深型の方が高いんですが、単純に食洗機本体の金額だけでは比較できないのです!
今回は、私が実際にもらったリクシルの見積り書を公開しながら、解説したいと思います。
ちなみに、先日こちらの記事 → シエラの食洗機の違いや特徴【まとめ】 でも書いた通り、我が家では、リクシルのシエラでリフォームしました。
シエラではなく、アレスタやリシェルを検討している方でも、価格差のイメージはつくと思いますので、是非ご覧ください!
食洗機本体の価格差
リクシルのシエラのカタログ(2016.5.10発行)に掲載されている、パナソニック製の食洗機で比較してみます。
仕様 | 機能 | 深型 | 浅型 | 差額 | 63%OFF |
---|---|---|---|---|---|
フル扉材 | 多機能 | 219,000 | 193,000 | 26,000 | 9,620 |
扉材 | シンプル | 175,000 | 150,000 | 25,000 | 9,250 |
パネル材(シルバー) | シンプル | なし | 150,000 | ー | ― |
パネル材(ブラック) | シンプル | なし | 126,000 | ー | ― |
深型・浅型の最安値で比較 | 175,000 | 126,000 | 49,000 | 18,130 |
※私がお世話になったリフォーム会社では、最終的にシエラは63%OFFとなったので、参考までに割引後の差額も載せています↑
仕様(フル扉材か扉材)と機能(多機能かシンプル機能か)が同条件であれば、深型と浅型の差額は、実質1万円程度です。
深型の一番高いものと、浅型の一番安いものを比較しても、差額は実質2万円弱。
それくらいなら深型で決まり!?
いいえ!!
単純に、食洗機本体の価格だけで比較するのは不十分なんです!
特に、ある程度の大きさのキッチン(I型なら間口240cm以上)の場合は、価格差はもう少し広がります。
深型扉材⇔浅型扉材の価格差トータル
私がリフォーム検討をしていた時に、リクシルで作ってもらった実際の見積書を公開したいと思います。
キッチンの主な仕様・条件は、以下の通りです。
- リクシルのシエラ
- I型
- 間口270cm・奥行65cm・高さ85cm
- 扉はグループ3のシルキーシダー
- キャビネットはスライドストッカー
- 食洗機はいずれも、Panasonic扉材仕様で比較
浅型の食洗機(扉材仕様)の場合
合計 264,000円
深型の食洗機(扉材仕様)の場合
↑※実際の見積書にピンクでマーカーを引いてしまっていました。
合計 318,000円
トータルの価格差
食洗機 | 定価 | 63%OFF |
---|---|---|
浅型 | 264,000 | 97,680 |
深型 | 318,000 | 117,660 |
差額 | 54,000 | 19,980 |
ということで、19,980円(税抜)の価格差となります。
補足
上の見積書をよく見比べると分かるのですが、深型の食洗機の場合は、食洗用キャビ(食洗機用キャビネット)だけではなく、調理台用キャビというのも入っています。
何これ?何で?と思った方のために補足します。
↑浅型の食洗機用キャビネットは、図面の④の部分に該当しています。注目してほしいのは、一番したの引出し。横幅が広いですよね。
次は深型の場合を見てみましょう。
↑深型の場合は、一番下の引出しは2つに分かれ、調理台用キャビネット④と、食洗機用キャビネット⑤の2つを組み合わせることになるのです。
ということで、このような見積り内容になるのです。
実はこれ、前回の記事「シエラの食洗機の違いや特徴【まとめ】」で紹介した↓下の図が、関わっているのです。
↑このように、浅型の場合は、対応間口90・80・75cmの食洗機用キャビネットがあるので、これを選べば、調理台キャビネットを組み合わせる必要がないんですね。
あえて、間口45cmの食洗機用キャビネットにして、調理台キャビネットと組み合わせることも出来なくはないですが、引出しが幅広い方が値段も安く抑えられて、大きなもの(ホットプレート等)も収納できて使い勝手がいいと思います。
※しかし、間口があまり大きくないキッチン(I型なら間口225cm以下)の場合は、間口45cmの食洗機用キャビネットを1つ入れるだけですので、この話は関係ありません。下の図をご参照いただくのが分かりやすいかもしれません↓↓
深型扉材⇔浅型化粧パネルで価格差トータル
↑浅型であっても、深型であっても、扉材であれば料金は一緒でした。
では、浅型の化粧パネルを選ぶとどうなるのでしょうか?
↑扉材タイプから、パネル材タイプに変わったことで、2万円ダウンしますが、食洗機用キャビネットがなぜか値上がります。(ちなみにこの見積は、2015年3月時点のもので、グループ3のミストピンクとなっています。おそらくグループ3のシルキーシダーであっても同価格だと思います。)
ちなみに、パネル材仕様の場合、操作盤の色がシルバーかブラックかで、食洗機本体の価格が異なります。(↓下の図を参照)
深型扉材と浅型パネル材(シルバー)の比較
とうことで、まずは、シルバーの場合で比較してみます。
深型・扉材 | 浅型・パネル材(シルバー) | 差額 | |
---|---|---|---|
調理台用キャビ | 87,000 | ― | 11,000 |
食洗用キャビ | 30,000 | 106,000 | |
食洗機 | 175,000 | 150,000 | 25,000 |
化粧パネル | 26,000 | 6,000 | 20,000 |
合計(定価) | 318,000 | 262,000 | 56,000 |
合計(63%OFF) | 117,660 | 96,940 | 20,720 |
ということで、浅型パネル材仕様のシルバーの場合、差額は20,720円(税抜)。
浅型・扉材仕様の時と、大して変わらない結果になりました。
深型扉材と浅型パネル材(ブラック)の比較
では、食洗機本体の価格が一番安い、浅型パネル材仕様のブラックの場合はどうでしょうか?
深型・扉材 | 浅型・パネル材(ブラック) | 差額 | |
---|---|---|---|
調理台用キャビ | 87,000 | ― | 11,000 |
食洗用キャビ | 30,000 | 106,000 | |
食洗機 | 175,000 | 126,000 | 49,000 |
化粧パネル | 26,000 | 6,000 | 20,000 |
合計(定価) | 318,000 | 238,000 | 80,000 |
合計(63%OFF) | 117,660 | 88,060 | 29,600 |
ブラックにすると、差額は29,600円(税抜)となりました。
まとめ
システムキッチンの料金を、自力で算出するのは非常に、非常に!困難ですよね。
時間がある方は、何度もショールームに足を運んで、実際に見積書を作ってもらった方が、正確な金額で比較できます。
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