システムキッチン「シエラ」の標準奥行65cmと60cmの違い

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リクシルのシステムキッチンの「シエラ」の壁付I型や壁付L型は、通常、奥行65cmなんですが、それより5cm奥行が小さい奥行60cmも選べるのをご存知でしょうか?

私たちの中古マンションが独立キッチンで、ちょっと狭い間取りだったので、この奥行60cmについて調べて検討してみました。

今回のブログ記事では、シエラの奥行65cmではなく奥行60cmを選んだ場合、何が違ってくるの?ということをご紹介したいと思います。

だから、奥行が変わるんでしょ?と思ったあなた!

安易に60cmを選ぶと失敗するのでご注意ください!

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シエラ奥行60cmの場合のフロアキャビネット(収納)

わりと想像しやすいのは、フロアキャビネット(シンクや調理台下の収納)の奥行が狭くなってしまうのかな?という点だと思います。

以下は、LIXILシエラカタログ(ヨ-KS07-4)  2016年05月 273~274ページより一部抜粋したものです。

リクシル シエラ奥行60cmキャビネット

リクシル シエラ奥行60cmキャビネット

こうして比較してみると、全部が全部ではありませんが、スライドストッカーのシンク用キャビネットやコンロ用キャビネットでは、奥行60cmのシエラの場合、引出し式収納の奥行が一部狭くなってしまうようです。

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シエラ奥行60cmの場合に選べるシンク

まずは、選べるシンクが限られてしまいます。

リクシル シエラの奥行60cmで選べるシンク

↑クリックで拡大できます。

リクシルのWebカタログからお借りした画像に、分かりやすいようピンクで色付けしてみました。

奥行60cmの場合、

  • ラクリーンコンパクトシンク
  • ラウンド68シンク

のいずれかしか選択肢がなくなってしまうのです。

つまり、小さいコンパクトなシンクしか選択肢がなくなってしまうということです。

私自身経験がありますが、小さいシンクだと、洗いものが多いときや大きな鍋を洗う時なんかに、不自由するんですよね・・・

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シエラ奥行60cmの場合に選べるワークトップ

次はワークトップ(天板・調理台)です。これも選択肢が限られてしまいます。

リクシル シエラ奥行60cmの時に選べるワークトップ

奥行60cmの場合、選べるのは

  • 人造大理石グループ1のベーシックホワイト
  • スムースドットエンボス
  • シルクエンボス

の3つだけです。人造大理石トップを希望している人にとっては、選択肢が1つしかなくなってしまうということです。

ちなみに、カタログの後ろの方の「間口別プラン価格」というページにも以下のような記載があります。

リクシル シエラ ワークトップ注意書き

※壁付I型 間口270cmから抜粋しています

人造大理石グループ2※奥行65cmのみ対応

と注意書きがされていますね。

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シエラ奥行60cmの場合に選べる食洗機

次は食洗機(食器洗い乾燥機)です。

食洗機は色々な種類が用意されているのですが、大きく分けると深型浅型に分けられます。食洗機の深さの違いで、深型の方が大きなお皿が入れられるようになっています。

それから、食洗機の表面の素材として、扉材仕様(キッチン全体の扉と同じ素材)かパネル材仕様(同色の化粧パネル)が用意されています。

奥行60cmのシエラを選んだ場合、食洗機は浅型パネル材仕様しか選べません。

カタログに分かりやすい注意書きがなかったのですが、該当する箇所をピックアップしてみました。

リクシル シエラ 食洗機の種類

 

※↑LIXILシエラカタログ(ヨ-KS07-4)  2016年05月 71ページより抜粋

リクシル シエラ奥行60cmの食洗機2

※↑LIXILシエラカタログ(ヨ-KS07-4)  2016年05月 87ページより抜粋

扉材とパネル材は、見た目の問題だけかもしれませんが、食洗機が浅型になってしまうと、大皿は入らなくなってしまいます。

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まとめ

以上、奥行65cmと奥行60cmのシエラの相違点でした。

改めて、奥行60cmを選んだ場合のデメリットということでまとめてみると

  1. 収納の奥行が、一部少し狭くなる
  2. 小さいコンパクトなシンクしか選べない
  3. 人造大理石のワークトップは1種類だけ
  4. 食洗機は浅型でパネル仕様のものになる

という4点になります。

私たちが購入した中古マンションの独立キッチンは、少し狭かったので、奥行60cmのキッチンも有力な選択肢だったのですが、このような違いが出てくるということを知り、最終的には通常の奥行65cmにしました。

私がリフォーム検討中にもらったカタログ(2015.3.20発行のカタログ)を見てもよく分からず、ショールームのスタッフの方に質問して教えてもらいました。

新しいカタログをWebで確認したところ、新たに奥行60cmに対する表記が追加されていましたが、もっと分かりやすいように今回ブログ記事にまとめてみました。

もしかすると、もっと他にも違いがあるのかもしれませんが、リクシルショールームスタッフの方に教えてもらったのは、以上4点です。

検討中の方のご参考になれば幸いです。

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キッチンのリフォーム
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このブログを書いている人
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サラリーマンの妻で、30代後半2児の母です。
築20年程の中古マンションを購入し、フルリフォームして暮らしています。
細かいところにこだわったリフォームの体験談やレビューを中心に、ブログで熱く語っています!

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コメントをどうぞ!

  1. まつ より:

    奥行600の落とし穴を、わかりやすくまとめて頂いてありがとうございます!
    おっしゃる通り、カタログ表記が分かりづらいんですよね~。
    とても参考になりました

    TOTOは奥行600で人工大理石のシンクを選べるので(←私の譲れないポイント!)TOTOに心は動いていたのですが、もう一度、奥行650を検討してみようと思います。
    ありがとうございました!!

    • アカネ アカネ(管理人) より:

      まつ様

      コメントいただき、ありがとうございます!
      このシエラの奥行65cm/60cmに関するブログ記事は、2016年に書いたものなので、内容が一部古くなっていると思われます!
      (シンクはラクリーンシンクからスキットシンクに変わっていたので…)
      念のため、リクシルスタッフの方にご確認下さい。

      奥行600というのは、幅(背後?)が狭いキッチンではありがたいんですが、制約が多いのが難点ですよね…
      納得いくキッチンが見つかることをお祈りしております!