リクシルのシステムキッチンで売れ筋のアレスタとリシェル。
アレスタとリシェル(正しくはリシェルSI)の違いについて、画像付きでまとめてみました!
※以下、リクシル公式HPやWEBカタログからお借りした画像を元にしています。
- アレスタよりリシェルSIの方が価格帯が上
- リシェルSIは、アレスタより扉と取っ手のデザインが豊富
- リシェルSIは斜めに開く「らくパッと収納」が標準装備
- リシェルSIはワークトップの素材が豊富
- リシェルSIはハイブリッドクォーツシンクも選べる
- リシェルSIならワークトップの高さが5段階
- リシェルSIはステンレスキャビネットとキャビネットの色も選べる
- リシェルSIはセンターキッチンのダイニング側スタイルの種類が増える
- リシェルSIは対面キッチンユニットが6種類
- リシェルSIはさらに便利なウォールユニットがある
- リシェルSIの収納ユニットは奥行65cmタイプも充実!
- リシェルSIの収納ユニットはさらに便利で高級感がある
- リシェルSIは水栓(水道の蛇口)の選択肢も増える
- リシェルSIはダブルオートメタルのIHも選べる
- 【補足】メーカー(リクシル)に問い合わせた結果
- まとめ
アレスタよりリシェルSIの方が価格帯が上
※リシェルSIとリシェルPLATの違いについては、「リシェルSIとリシェルPLATは同じリシェルだけど全然違う?」でまとめています。
リシェルSIはリクシルが発売しているシステムキッチンの中で、最も価格が高くハイクオリティの商品です。
リシェルSIは、高いだけの理由があります。
この記事を最後までお読みいただければ、リシェルSIの値段が高くなることに納得できるはずです。
リシェルSIは、アレスタより扉と取っ手のデザインが豊富
アレスタでは、扉の価格帯はグループ1からグループ4までの4段階、扉は45種類、取っ手は10種類のデザインがありました。↓
それに対してリシェルSIは、扉の価格帯はグループ1からグループ7までの7段階、扉は55種類、取っ手は16種類もあります。↓
- 天然木を使った扉や「鏡面」加工した扉など、より高級感アップ
- 価格ごとにグループ分けされており、グループ1が一番安くグループ7が一番高い
- グループ1とグループ7の差額は定価で747,000円(壁付I型・間口255cm・奥行65cm・らくパッとプランの場合)
さらには、リシェルSIは、リクシルのインテリア建材(室内ドア等)とおそろいにできるキッチン扉が1種類増えます。
キッチン扉 | リシェルSI | アレスタ | 対応する LIXILインテリア建材 |
クリエカラー | ○ | ○ | クリエカラー |
クオリティウッド | ○ | ○ | ラシッサDラテオ |
シンプルフレーム | ○ | なし | ラシッサDパレット |
システムキッチンっぽさがないシンプルフレームシリーズは、ナチュラルで少しレトロな雰囲気のインテリアが好きな方は要チェックです。
リシェルSIは斜めに開く「らくパッと収納」が標準装備
「らくパッと収納」とは、扉が斜めに傾くリシェルSIだけの引き出しです。
- テコの原理で、重い扉も楽に引き出せる
- 楽な姿勢で取り出せる
- 標準装備で追加のオプション料金不要
※リシェルSIでは「らくパッと収納(シェルフ付)」が標準装備ではありますが、スタンダードなスライドストッカーや、アシストポケット付のスライドストッカーを選ぶことも可能です。その場合は、料金がマイナスされるという仕組みです。
↓アレスタにはらくパッと収納はありませんが、その代りパタパタくんというドアポケットがオプションであります。
逆に、リシェルSIではこのパタパタくんをオプションでつけることはできません。
リシェルSIはワークトップの素材が豊富
アレスタのワークトップは、人造大理石が5種類、ステンレスが2種類の、計7種類のみです。
リシェルSIは、なんと!人造大理石が9種類、ステンレスが2種類、さらにリシェルSIの最大のウリとも言えるセラミックトップが6種類あります。
リシェルSIだけのセラミックトップ
セラミックトップは、優れた耐久性をもち、熱やキズに非常に強い素材です。
熱々のフライパンをそのまま置いたり、まな板なしで包丁で切ることも可能です。
そして何と言っても、これまでに見たことがない個性的で味のある風合い。
リシェルSIだけのステンレストップ「ソフトスクラッチ」
あわせて、個人的に注目してほしいのは、ステンレストップ。
アレスタのステンレストップはシルクエンボスとスムースドットエンボスの2種類ですが、リシェルSIのステンレストップは、スムースドットエンボスとソフトスクラッチの2種類です。
このソフトスクラッチというステンレストップはしっとりとした光沢と手触りで高級感があり、スムースドットエンボスやシルクエンボスとは全く異なる質感です。↓
さらには・・・
アレスタの場合、センターキッチン(キッチンの正面に壁や棚がないスタイル)ではステンレストップを選ぶことができませんでした。
リシェルSIのソフトスクラッチというステンレストップなら、センターキッチンにも対応しています。↓
ただ、このセラミックトップもソフトスクラッチのステンレストップもオプション料金が高く、間口255cm・奥行65cmの壁付I型で、定価で+195,000円(税抜)です。
リシェルSIはハイブリッドクォーツシンクも選べる
リシェルSIのセラミックトップと組み合わせが可能な「ハイブリッドクォーツシンク」という新しいシンクも用意されています。
- 3色から選べてセラミックトップとカラーコーディネートが可能
- 見た目の高級感
- 耐摩耗性・耐衝撃性・耐熱性・耐汚染性を兼ねそなえた素材
- 排水口が見えないきれいな形状
- 水が流れやすいナイアガラフロー方式
ただし、このハイブリッドクォーツシンクを選べるのは、セラミックトップにした場合のみです。(セラミックトップ+ステンレスシンクという組み合わせは可能です。)
その他のシンクについては、リシェルSIとアレスタ共通です。
シンクのタイプ | リシェルSI | アレスタ | |
ハイブリッドクォーツシンク | 〇 | なし | |
人造大理石 | ひろびろ キレイシンク |
〇 | 〇 |
キレイシンク | 〇 | 〇 | |
ステンレス | ひろびろ ラクリーンシンク |
〇 | 〇 |
Wサポートシンク | 〇 | 〇 | |
スキットシンク | 〇 | 〇 | |
ラウンド68シンク | 〇 | 〇 |
リシェルSIならワークトップの高さが5段階
アレスタの場合は、ワークトップの高さは、80cm、85cm、90cmの3段階だけでした。
一方、リシェルSIは、80cm、82.5cm、85cm、87.5cm、90cmと、全部で5段階の高さが用意されています。
リシェルSIはステンレスキャビネットとキャビネットの色も選べる
ステンレスキャビネットとは、キッチンの本体部分が木製ではなくステンレス製になっているものです。
プロの厨房でも使われており、汚れやサビに強く臭い移りも少ないのが特徴です。
ただし、ステンレスキャビネットへの変更にはオプション料金が必要で、壁付I型の間口255cm・奥行65cmの場合、+112,000円です。
さらにリシェルSIは、扉色に合わせて、キャビネットの色(スノーホワイトorスレートグレー)も選べます。
リシェルSI | アレスタ | |
木製キャビネット (引出し底板メラミン) |
-51,000円(※) | 標準仕様 +0円 |
木製キャビネット (引出し底板ステンレス) |
標準仕様 +0円 |
+51,000円(※) |
キャビネットカラー | +0円(※) | なし |
ステンレス製キャビネット | +51,000円(※) | なし |
※間口255cm/奥行65cm/扉グループ1を標準とした場合
アレスタでも、引出しの底板だけは、メラミンかステンレスを選ぶことが可能です。
リシェルSIはセンターキッチンのダイニング側スタイルの種類が増える
これはセンターキッチン(リビング側からもワークトップが全面見えるスタイル)の場合のみになりますが・・・
リシェルSIは、アレスタよりも、センターキッチンのダイニング側のスタイルの選択肢が増えます。
特にフロートタイプは、キッチンに変化をもたせて、雰囲気ある空間を作り出してくれます。
タイプ | リシェルSI | アレスタ |
開き扉 | 〇 | なし |
1段引出し付 開き扉 |
〇 | 〇 |
ハーフ収納 | 〇 | 〇 |
テーブル | 〇 | 〇 |
フロート引出し | 〇 | なし |
フロート開き扉 | 〇 | なし |
奥行75cm | 〇 | 〇 |
リシェルSIは対面キッチンユニットが6種類
次は、リビング側からワークトップが見えないスタイルの対面キッチンです。
アレスタの対面キッチンユニットは、ベースはこの1種類だけ。↓
↑側面だけ上の2種類から選べるかたちでした。
一方、リシェルSIは、以下の5種類にアレンジ可能です。↓
しかも、このキッチン側手元収納というオプションもあり、非常に便利そうです。↓
キッチン側手元収納のオプション料金は、定価で+78,000円です。
リシェルSIはさらに便利なウォールユニットがある
リシェルSIは、さらに便利で使いやすいウォールユニット(キッチン上部の吊戸棚)があります。
↓このクイックポケットや、2段になったクイックパレットは、アレスタにはありません。
他にも、水切棚タイプのオートダウンウォールや、窓前に設置しても光を遮らないライトスルーウォールなど、アレスタにはないウォールユニットがいくつか用意されています。
リシェルSIの収納ユニットは奥行65cmタイプも充実!
リシェルSIの収納ユニット(食器や家電の収納スペース)は、奥行65cm・45cm・32cmと3種類あります。
それに対してアレスタの収納ユニットは、実質、奥行45cmと32cmの2種類です。奥行65cmは冷蔵庫上部用のウォールキャビネットしかありません。
さらに、奥行65cmと奥行45cmをつなぐジョイント収納もリシェルSIだけです。
スペースの有効活用とレイアウトの選択肢が増えますね。
リシェルSIの収納ユニットはさらに便利で高級感がある
リシェルSIには、アレスタにはない便利な収納ユニットがたくさんあります。
例えばこの2ウェイクローゼット↓
引き戸タイプの大型収納ですが、使用頻度の高い中段エリアは、昇降式の窓もあります。扉全体を開け閉めしなくても、さっと開け閉めできるという優れもの。
そして家電タワーやコーナークローゼット↓
家電タワーは、家電を隠せるようになっているのですが、スイング扉になっているので、邪魔になりません。
コーナークローゼットはウォークインタイプで、出し入れしやすく、デッドスペースになりがちなコーナーを有効に使うことが出来ます。
↑さらにリシェルSIの一部の収納ユニットは、キャビネットやフレームの色、ハーフミラーなども選ぶことができ、より高級感のあるキッチンに仕上がります。
リシェルSIは水栓(水道の蛇口)の選択肢も増える
ドイツ製水栓「グローエ」も選べる
シンプルな機能美が人気のグローエ。
高級感あるリシェルSIを、さらにオシャレに引き締めてくれるドイツの水栓「グローエ」です。
同じくグローエの2ハンドル水栓「コスタJG」も選べます。
黒いハンズフリー水栓「ナビッシュ」も選べる
新発売の黒いハンズフリー水栓「ナビッシュ」も選べます。
セラミックトップ&ハイブリッドクオーツシンクと黒いナビッシュを組み合わせると、ダーク系で統一されて引き締まったキッチンになりますね。
リシェルSIはダブルオートメタルのIHも選べる
アレスタの場合は、3口フルIH・オールメタルタイプ(オールメタル対応が1口のみ)までしか選べないのですが、リシェルSIは3口フルIH・ダブルオールメタルタイプ(オールメタル対応が2口)も選べます。
【補足】メーカー(リクシル)に問い合わせた結果
キッチンのシリーズについて、何点かリクシルに電話で問い合わせしてみました。
Q:IHヒーターや水栓、食洗機など、リシェルSIのカタログに載っているけどアレスタのカタログに載っていないものは、アレスタでは選ぶことができないのでしょうか?
A:基本的には、アレスタはアレスタのカタログからお選びいただくことになります。
ただ、商品の型が合えば、工務店様によっては、リシェルSIのカタログにしか載っていないものでも、アレスタのキッチンに入れることができる場合もありますので、工務店様にご相談下さい。
Q:キッチン本体はアレスタだけど、収納ユニット(食器棚)はリシェルSIを購入する、とか、リシェルSIの収納ユニットを単体で購入するということはできるのでしょうか?
A:おそらくできると思いますが、そちらも工務店様にご確認いただくようお願いいたします。
気になる方は、工務店に相談してみましょう!
まとめ
以上、アレスタとリシェルSIの違いでした。
もっと細かい違いもあると思いますが、アレスタかリシェルSIか?を検討するにあたって、おさえておきたい違いはこの14点です。
- リシェルSIはアレスタより値段が高い
- リシェルSIの方が扉と取っ手のデザインが豊富
- リシェルSIは「らくパッと収納」、アレスタは「パタパタくん」
- リシェルSIだけのセラミックトップを始め、ワークトップの選択肢が豊富
- リシェルSIだけのハイブリッドクオーツシンク
- リシェルSIのワークトップ高さは5段階、アレスタは3段階
- リシェルSIはステンレスキャビネットも選択可能、色も選べる
- リシェルSIのセンターキッチンはダイニング側スタイルの選択肢が増える
- リシェルSIの方が対面キッチンユニットの選択肢が多い
- リシェルSIの方が便利なウォールユニット(キッチン上部の吊戸棚)が豊富
- リシェルSIの収納ユニットは奥行32cmと45cmだけではなく65cmも選べる
- リシェルSIは収納ユニットは、さらに便利で高級感がある
- リシェルSIはドイツの水栓「グローエ」や黒い「ナビッシュ」も選択可能
- リシェルSIはダブルオールメタルのIHヒーターも選択可能
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