マンションのリフォームは、戸建住宅よりも費用を安く抑えることができます。
この記事は、
- マンションリフォームの費用の相場を知りたい!
- できるだけ安くマンションのリフォームをしたい!
- 自分の予算内でどこまでリフォームできるのか知りたい
そんな方にむけて、マンションのリフォーム費用の相場と誰でも簡単にできるコストカットのコツをご紹介します。
マンションのリフォーム費用を安くする3つのポイント
中には、自分自身で資材調達や施工をして、リフォーム費用を最小限に抑える人もいますが…
時間的にも技術的にも、それを実現できる人はごくごく少数。
ここでは、誰にでも簡単にできるリフォーム費用を安くする3つのコツをご紹介します。
複数のリフォーム会社から相見積もりを取って値引交渉
リフォーム費用を抑えるために、絶対に欠かせないのが相見積もり。
複数社から見積りを取り、価格を比較するのです。
まったく同じ工事内容で見積りを取っても、リフォーム会社によって価格に差がでます。
さらに「他社の見積りでは〇〇円なのですが、もう少し値引きしていただけませんか?」といった価格交渉も可能です。
ただし、リフォーム業者にとっても見積書作成は手間のかかる仕事。
最終的に他社に取られる可能性がある相見積もりを嫌がる業者もいます。
その点、タウンライフ リフォームのような一括見積りサイトを利用してリフォーム会社を探せば、相見積もりも快く引き受けてくれます。
こちらが何も言わなくても、リフォーム会社側も他社と比較されていることを前提としていますので、他社に負けないよう価格もギリギリまで抑え、とても丁寧な対応をしてくれます。
- 知人の紹介など、断りにくくなるリフォーム会社には見積もりを依頼しない
- 一括見積りサイト(タウンライフ リフォームなど)を利用してリフォーム会社を探す
リフォームの相見積もりでは、この2点がポイントです。
一気にまとめてリフォームして諸経費削減&値引交渉
複数個所のリフォームを検討している場合、まとめて工事した方が余分な諸経費を払わなくて済みます。
現場の職人さんの作業効率も上がるので、人件費を最小限に抑えることができます。
また、リフォーム会社が積極的に請け負いたい仕事は、金額が小さい工事よりも大きい工事です。
複数箇所をまとめてリフォームした方が、価格交渉もしやすいですよ。
例えば、傷や汚れ防止のための養生作業。
マンションのリフォームでは、エントランス・エレベーターなどの共有部分も、段ボールやシート等でしっかり保護します。
マンションは、戸建住宅に比べて搬入経路が長いので、養生作業にも時間がかかります。
何回かに分けてリフォームすると、このような諸経費がそれぞれ発生してしまいます。
リフォームローンを利用してまとめてリフォームするという選択肢もあります。
水回り設備や建材のメーカーにはこだわらずランクを落とす
水回り(特にキッチンとお風呂)は商品単価が高く、どのメーカーどのランクの商品を選ぶかで費用が大きく変わってきます。
「水回りや建材のメーカーにこだわりはないので、1番安く抑えられるもので見積りをお願いします。」とリクストしましょう。
リクシルやTOTOなどのメーカーは、公式ホームページやカタログに「定価」を載せていますが、実際はそこから割引してもらえます。
私がお世話になったリフォーム会社では、リクシルの「シエラ」というシリーズのキッチンを定価から63%OFFしてくれました。
メーカーとリフォーム会社との取引量によって、卸価格は変動します。
そのリフォーム会社が1番安く仕入れられる商品で見積書を作ってもらいましょう。
ここで注意しておきたいポイントは、
- 価格の安さ最優先で賃貸向け設備でもいいのか?
- さすがに賃貸向け設備は対象外とするのか?
ということです。
賃貸向けの設備でもOKであれば、リフォーム会社に「価格の安さを最優先したいので賃貸用設備で大丈夫です。」とハッキリ伝えましょう。
「自己居住用マンションなら賃貸用設備はおすすめしない」という方針のリフォーム会社もあるためです。
最初は「賃貸用でも十分!」と思っても、上位モデルの機能やデザインを見ると、予算アップしてでも上位モデルが欲しくなる人も多いです。
- 上位モデルはあえて見ないようにする!
- 予算オーバーはリフォームローンでカバーする!
などの対策も検討しましょう。
相見積もりが簡単!フォーム会社紹介サイト3選
リフォーム会社紹介サイトを使えば、簡単に優良リフォーム会社を探すことができ、相見積もりの手間も最小限にすることができます。
リフォーム会社紹介サイトは全て無料で利用できます。
最低でも2社、できれば3社から相見積もりを取りましょう。
タウンライフリフォーム
大和ハウスリフォームや住友不動産などの大手を含め、全国300社以上の優良リフォーム会社が登録しているタウンライフ リフォーム。
様々なアイディアやアドバイスをもとに、住まいの悩みや不便さ解消するリフォームをしたい人にぴったりのサイトです。
- 大手リフォーム会社も登録!
- 画像(マンションの間取図など)を添付しての一括見積もりも可能
- 特典資料「成功するリフォーム7つの法則」が無料でもらえる
リショップナビ
リショップナビは、リフォームの要望を電話でヒアリングした上で、最適なリフォーム会社を紹介してくれます。
- リショップナビ運営事務局と電話で相談ができる
- 自分に合った会社を紹介してもらえるので、業者選定の手間がない
- 万が一の工事ミスも、安心リフォーム保証制度で再工事費用をカバー
忙しくてあまり時間が取れない人、自分でじっくり比較検討するのが苦手な人にはありがたいサポートが受けられます。
ホームプロ
ホームプロ は利用者数No.1、累計利用者数は90万人突破と、業界トップシェアを誇っているリフォーム会社紹介サイトです。
じっくり慎重にリフォーム会社の担当者との相性を見極めたい人におすすめのサイトです。
- 匿名でリフォーム会社に質問できる
- 過去の利用者による評価・クチコミが見れる
- 安心の「工事完成保証」が無料でついてくる
価格と質のバランスが取れたリフォーム業者を選ぶポイント
価格の安さを重視しすぎて、質の悪いリフォーム業者を選んでしまうと、後々のトラブルにつながります。
費用を抑えつつ、しっかりとしたリフォーム会社を選ぶポイントをご紹介します。
安さの理由が明確なリフォーム会社を選ぶ
リフォームの場合、安ければ安いほどいい!と考えるのは非常に危険です。
安さを追求しすぎると、本来必要な経費や作業まで削られてしまう恐れがあります。
- 目に見えない部分で手抜き工事をされる
- 未熟な職人だけで作業をし、欠陥工事になる
- 確認不足による発注ミスで、異なる商品が納入される
このようなトラブルにつながりかねません。
他社よりも安い見積もりだった会社には、安い理由を確認してみましょう。
- 特定の建材メーカーとの取引に特化しているので、他社よりも割引率が高い
- 複数の技能を持った自社職人が工事するので、人件費が抑えられる
- 大手リフォーム企業のように広告宣伝費をかけていない
このような納得できる理由があるリフォーム会社を選びましょう。
知人のツテなどで紹介されたリフォーム会社は避ける
知り合いに紹介してもらったリフォーム会社なら安心できそうですが、実はデメリットも多数あります。
○○さんのご紹介ですね。
○○さんにはいつもお世話になっているので、今回は特別にさらにお値引きさせていただきます!
と言われたものの、他社よりも高かったらどうでしょう?
「他社の方が安いので、もっと値引きして下さい。」とか「やっぱり他社に決めます。」とか言いにくいですよね。
誰かのツテがあるリフォーム会社は、価格交渉もしづらく断りにくいので、最初から相見積もりを依頼しない方が賢明です。
リフォームを依頼した後も、少々のことではクレームも言いにくいですし、仕上がりに不満があったとしても手直しを依頼するのも気がひけます。
すぐに契約書にサインを求めるリフォーム業者は絶対NG!
今ここで契約書にサインいただけたら、特別に○○万円割引させていただきます!
値引きと引きかえに、その場で契約を迫るリフォーム業者は絶対にやめましょう。
真っ当なリフォーム会社なら、そのような営業方法はとりません。
「ご家族ともご相談の上、お返事ください。」と、検討する時間を与えてくれます。
現金手渡しによる手付金を求めるリフォーム業者は危険!
手付金として今○万円お支払いいただけたら、○%OFFで工事可能です!
これは、悪徳リフォーム業者の代表例です。
資金繰りに問題を抱えている倒産寸前の会社か、リフォーム詐欺の可能性があります。
金額が大きいリフォームなら、手付金(着手金)はおかしくない話ですが、目の前で支払いを求められることは絶対にあり得ません。
きちんと契約書の取り交わしをした上で、振込先と振込期日を指定されるのが一般的です。
大手と中小など特色の違うリフォーム会社を比較する
リフォーム会社にも得意・不得意があります。
自分が希望するリフォーム内容を得意とする会社なら、安い費用で品質の高い工事が可能です。
逆にそのリフォームが不得意な会社は、下請け業者や協力会社に外注するため、その分費用も高くつきます。
特に、フルリフォームや間取り変更・不便解消のためのリフォームなら、特色の異なる3~4社から相見積もりを取って比較してみましょう。
価格の安いリフォーム会社を探せるだけではなく、色々な提案やアドバイスがもらえて一石二鳥です。
マンションリフォーム経験者の体験談
マンションリフォームの体験談をご紹介します。
中古マンションを購入して、入居前にフルリフォームしました。
最初は、入居してからゆっくり順番にリフォームしていこうかと思っていたのですが、リフォーム会社の方と打ち合わせをするうちにまとめてリフォームした方が安いということに気が付きました。
家財道具が入った状態で暮らしながらリフォームするのは何かと大変なので、入居前にまとめてリフォームしておいて正解でした。
フルリフォームしたので、工事はトータル1ヶ月近くかかりました。
結構な騒音だったので、マンションの近くの部屋の方には申し訳なかったです。
リフォーム会社の方も上下左右の部屋へはご挨拶に行って下さったようですが、自分自身もタイミングを見て、手土産を持って挨拶に行きました。
できるだけ安くリフォームしたい!と思っていても、ショールームに実物を見に行くと、間違いなく値段の高い商品が欲しくなりますね。特に妻が…(笑)
高い商品は、見た目の良さだけではなく、汚れにくさや使いやすさまで全てが違うので、まぁ当然なんですが。
長く使うものだし、せっかくリフォームするのだから納得いくものを…と思ってどんどん予算オーバーしていきましたが、結果的に満足しています。
私が工事を依頼したリフォーム会社さんは、リクシルとの強いパイプがあるようで、他社よりもリクシルを安く卸せるとのことでした。
実際に何社か相見積もりを取って比較すると、他社よりも割引率が5~10%くらい良かったです。
キッチンやお風呂は定価で100万円くらいするので、割引率が10%違うと結構な差が出ました。
マンションのリフォーム費用の相場
ここでいう「相場」とは中心価格帯です。
これぐらいの金額でリフォームする人が多いという目安額なので、これよりも安くリフォームすることも可能ですし、これよりも高くなる場合もあります。
水回り(キッチン・浴室・トイレ・洗面台)のリフォーム費用の相場
水回り | リフォーム費用の相場 |
キッチン | 60~90万円 |
お風呂 | 80~100万円 |
トイレ | 20~30万円 |
洗面台 | 20~30万円 |
合計 | 180~250万円 |
水回りと言えば、LIXIL、TOTO、クリナップ、Panasonic、タカラスタンダードあたりが有名ですね。
全面(水回り+クロス+床)リフォーム費用の相場
平均的な平米数の1LDKのマンションなら、クロスやフローリングの張替えは約40~50万円程度が相場です。
1LDKから2LDK、3LDKと1部屋増えるごとに、クロス&フローリングの張替え費用は約10万円程度増えると考えてください。
クロス&床 | 水回り | 全面リフォームの相場 | |
1LDK | 40~50万円 | 180~250万円 | 220~300万円 |
2LDK | 50~60万円 | 230~310万円 | |
3LDK | 60~70万円 | 240~320万円 | |
4LDK | 70~80万円 | 250~330万円 |
マンションをリフォームする前の注意点
マンションのリフォームでは、戸建て住宅とは違い、マンションならではの注意点があります。
事前にしっかり確認して、スケジュールに余裕をもってリフォームを進めましょう。
マンションの管理規約をチェックする
- リフォーム前の届け出のルールを確認
- フローリングの防音等級や、床材の使用制限がないか確認
- 間取り変更の禁止・制限がないか確認
- 工事可能な時間帯・曜日を確認
マンションの管理組合にリフォームの届け出を出す
- 管理組合指定の様式に沿って届出書を作成する
- 必要に応じてリフォーム会社に書類作成を依頼する
- 届け出の時期や、許可が下りるまでの期間に注意する
管理人や隣接する住戸の方へのご挨拶
- マンションの管理規約にリフォーム前の挨拶のルールがないか確認する
- リフォーム会社の対応(挨拶のタイミング・粗品の有無)を確認する
- リフォーム会社に任せきりにせず、自分自身でも臨機応変に対応する
まとめ
相場よりも安くリフォームをしたい場合には、相見積もりを上手に利用して、価格交渉にも挑戦してみましょう。
価格と内容ともに満足のいくリフォームを実現させるためには、余裕をもったスケジュールで、じっくり落ち着いて検討することが大切です。
初めてのリフォームは不安も多いと思いますが、見積りを通して徐々にイメージもつかめてきますので、まずは無料の見積依頼から始めてみましょう。
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