リクシルのリノビオVで、浴室リフォームをする際、
- 横長ワイドミラー
- スライドバーではない通常の2点留めシャワ―フック
を組み合わせるという、基準外の対応をしてもらいました。
↓イメージ図です。
ところが・・・
基準外対応ということもあり、シャワーフックの取付位置については、ちょっと予想外の事態が起きました。
イレギュラー対応は、各担当者との連携がうまくいかないと、トラブルが発生するということを、身を持って体験しましたので、このブログでご紹介したいと思います!
※前回の記事をお読みでない方は、こちらをどうぞ↓
過去記事 浴室の横長鏡に重なるスライドバーが嫌で、普通のシャワーフックを採用した話
ショールームでのスタッフさんとのやりとり
これは、前回の記事で紹介した通りですが、リクシルのショールームのスタッフさんのお話では、
- 原則、横長ワイドミラーと2点留めシャワーフックは同時選択できない。ワイドミラーの場合は、スライドフック付握りバーを選択すること。
- でも、基準外対応として、シャワーフックの取付位置を直接、工務店と相談するのであれば、ワイドミラーにシャワーフックを選ぶことも可能
ということでした。
※繰り返しになりますが、リクシルのリノビオVの話です↑
そんなわけで、横長ワイドミラーに、通常のシャワーフックを組み合わせて見積書作成を依頼しました。
ついでに、私の方からリフォーム会社の方にその旨も相談すると、
大丈夫ですよ!現場で穴を開けて取付けできます。
具体的に数字で位置を指定していただくか、現場に来ていただいて、場所を指定していただければ大丈夫です。
ということでした。
ショールームスタッフさんの見積書作成時のこと
後日、私を担当してくれたショールームのスタッフさんから電話がありました。
電話でのやりとりは、こんな感じです。
申し訳ありません。ワイドミラーと通常のシャワーフックは同時に選択することができません。
あれ?
原則は同時選択不可だけど、取付位置を直接工務店と相談して決めて、工務店さんの方で穴をあけてもらえば、大丈夫…というお話だったと思うんですけど。
ええ、確かにそのようにご説明したのですが、当社の見積書を作るシステムに入力しようとすると、同時に選択することができないようになっているのです。
それは、システムの仕組み上できないということですか?
それとも、製品を製造しているリクシルの工場側としても、そのような対応はできないということでしょうか?
申し訳ありません。
そうですね、システムの仕組み上では同時選択ができないのですが、工場ではそのような対応が可能なのか、今一度確認いたします。
少々お時間いただきますので、改めてお電話させていただきます。
その後、改めて電話をいただき・・・
申し訳ありませんでした。工場に確認したところ、対応可能でした。
ただし、見積書作成においては、システムの都合上、一旦、スライドフック付握りバーを選択させていただきます。そして後日、弊社工場にてシャワーフックに変更する、という流れになります。
また、最終お見積り金額も、工務店様の方で調整していただくということになりますので、ご確認よろしくお願いいたします。
という感じでした。
※ちなみに録音していたわけではないので、表現方法や言葉遣いなどは、この通りではありません。話の大筋だけ参考にしてください。
このような電話でのやり取りになったのは、おそらく、担当スタッフの方の経験が浅く、不慣れだったからだと思います。
後日、リクシルから届いた見積書を確認すると、確かにスライドフック付握りバーが選択されており、備考欄に以下のような注意書きがされていました。
- 基準外No.120XXXX ワイドミラーと角度調整式シャワーフックを同時設置
- お見積りはスライドフック付握りバーで記載をしておりますが、工場にて角度調整式シャワーフックへ変更いたします。
そして、最終的に工務店(=リフォーム会社)から届いた見積書で、スライドフック付握りバーと、角度調整式シャワーフックの差額が、きちんと調整されていることも確認しました。
リフォーム工事に立ち会った時のこと
その後、私もリフォーム工事期間中に現場に足を運び、その場でシャワーフックを取り付ける位置(2か所)を指定して取り付けてもらう…ということで、リフォーム会社の方と約束していました。
そして、約束した日時に行ってみると、なんと!
すでにシャワーフックが取付完了していたのです。
すかさず、リフォーム会社の方が説明してくれたのですが、
すでにシャワーフック用の穴が開けられた状態で届いたんですよ。
ですので、このまま取付けさせていただいております。
とのこと。
私がイメージしていた取付位置の通りだったので、結果オーライですが、気になる点が2つ。
リクシルショールームの説明と、商品出荷状態が異なる
ショールームのスタッフの方の話だと、リクシル側では基準外の取付位置には対応できないので、工務店(=リフォーム会社)様と直接相談して取付位置を決めて下さい、ということでした。
つまり、リクシルの工場ではシャワーフック取付用の穴は開けないので、工務店様に穴を開けてもらって下さい。ということです。
それなのに、商品(ユニットバスの壁)には、シャワーフック取付用の穴が開けられた状態で届いた、ということです。
私がイメージしていた取付位置と同じだったのでよかったのですが、もし違っていたら「事前の話と違う!」とクレームに発展しますよね。
リフォーム会社からも、UB取付け前に連絡が欲しかった
私がリフォーム工事現場に立ち会った時には、すでにユニットバス(UB)は取付けが完了していました。
欲を言えば、取付けする前に「事前のお話と異なり、この位置にシャワーフック用の穴が開いた状態で届いていますが、このまま取付けしてよろしいですか?」と、電話一本ほしかったかな、と思います。
もし、私が考えていた位置と違っていたら、リクシル側に「事前の話と違うんですけど…」と私からクレーム電話なり何なり、対応することもできたのではないかなと。
おそらく、現場で実際に作業をする職人さんが、「シャワーフック用の穴が開いた状態で納品されているし、工期も遅れ気味だから、据付作業をしてしまおう。」と思って、組み立てたのだと思います。
この辺は、現場の職人さんと、私とやりとりをする営業担当者とが、どのように情報共有し連携しているのか、そこがネックになると思います。(おそらく、現実問題として、結構難しいことなんだろうなぁと思いますが…)
まとめ
以上、イレギュラーな対応で、予想外の事態が発生した話でした。
ちなみに、私の場合は、考えていた位置にシャワーフックが取付されていたので、大きな問題にはなりませんでした。というか、リクシル側にも、リフォーム会社側にも、あえてクレーム・苦情は言いませんでした。
でも、もし、これからこのようなイレギュラー対応を検討している方は、十分ご注意ください!
コメントをどうぞ!
リフォーム会社の者です。メーカーの商品というのは安全性にも気を配る必要があり、お客様に1番ベストな状態で商品を出荷する必要があります。リフォーム会社として穴は、こちらで開けます。というのは融通がきいていいのですが 本来、ユニットバスに後付で穴を開けるというのは
品質を変えてしまう恐れがあると思います。
スライドバーや手すりなどでもリフォーム会社によっては、いいかげんに取付たりすると強度がなかったり、ビス穴から水が入ったりとよくないことも起こりかねません。
職人さんの工事のやり方は、千差万別です。
そんなことも考えるとメーカーの
対応は、よかったのではと私は思います。
しかし、穴を開けた理由を伝えて欲しかったですよね。
工事するまでにメーカーもたくさんの方が関わっています。なかなか、
こうだからこうしてください。といいことは、施工の段階では伝わらないでしょうね。
ていうかメーカーは、そんなところだと思います。
narumi様
コメントありがとうございます!
>スライドバーや手すりなどでもリフォーム会社によっては、いいかげんに取付たりすると強度がなかったり、ビス穴から水が入ったりとよくないことも起こりかねません。
>職人さんの工事のやり方は、千差万別です。
そうなんですね!!( ̄□ ̄;)
素人の私としては、最低限、強度や防水はクリアできるものを思っていました・・・
>そんなことも考えるとメーカーの対応は、よかったのではと私は思います。
確かにそうですね~。
メーカーでは、たくさんの部署や立場の人が関わっており、それぞれの立場でそれぞれにベストを尽くしてくれた結果なんでしょうね・・・
そして、沢山の人が関わっているからこそ、最終的な顧客(私)に、適切なタイミングで適切な情報を伝えることが、相当に困難であることもイメージできます。
イレギュラー対応には、それなりのリスクが伴うよ、ということですね(^_^;)
この度は、貴重な情報をありがとうございました!