高額な手付金を、手渡しで支払わなければならない!・・・じゃあどんな状態で渡すのか?気になりますよね。
私自身も中古マンションを契約した時に、この手付金のことで少し頭を悩ませました。じゃあ実際どうだったのか?その辺の話をご紹介します。
手付金は、いつ、誰に、どのように支払うのか?
私たちが中古マンションを購入した際は
- いつ?・・・・・・売買契約締結時に
- 誰に?・・・・・・売主さんへ
- どのように?・・・現金手渡しで支払う
という形で支払いました。
振込じゃないんだ!!ということに、正直私は少し動揺しました。でも、基本的に手付金は手渡しだそうです。
手付金を準備する
銀行口座からお金をおろす
私たちが手付金として支払うことになったのは、160万円でした。
160万円もの現金は、やはり銀行から下してこないと準備できません。多額のたんす貯金があれば話は別ですが(笑)
我が家の場合、中古マンションは夫名義で購入しています。しかし、夫は仕事の都合で時間がとれず、妻である私が、夫の銀行口座からお金を下して手付金を準備しました。
ですので、キャッシュカードを使ってATMでお金を下したのです。
夫の銀行口座は、磁気ストライプ型のキャッシュカードで、ATMからの引き出しは1日あたり50万円が限度でした。(この上限額は銀行によって異なるようですが。)
なので、数日に分けてATMからお金を引き出したり、複数の銀行をハシゴしたりして、160万円を準備しました。
160万円そろえたところで、私もフッと気になったのです。
- 新札じゃなくていいのだろうか?
- 100万円の束に帯がついてないけど、大丈夫?
ちなみに「帯」とはこれのことです。
私は、ATMから少しずつお金を引出して160万円を準備したせいで、もちろん旧札、そして帯がなくバラバラだったんですよね。
銀行の窓口でまとめてお金を引き出せば、少なくとも100万円は上のイラストのような感じでもらえます。60万円のうちの50万円も、帯がつくのかな?
しかし、中古マンションの場合は新築と違って、急に購入が決定し、バタバタバタっと手続きを進めることになるので、段取りよく銀行窓口に足を運べるとも限りません。
我が家の場合も、私が主人の代理で、ATMから引き出すので精一杯でした。
それともう一つの反省点は、不動産営業マンに手付金の整え方について、相談してみればよかったです。不動産営業マンは、手付金を手渡しする現場に何度も立ち合っていますからね。
でも逆を言えば、不動産営業マンの方から「こうして下さい」という話がなかったので、別にどっちでもいいんでしょうね(笑)
というわけで・・・
結局その時はあまり時間もなかったので、新札に両替してもらうこともなく、旧札で帯なしでいいや!と割り切りました(笑)
お金を封筒に入れる
しかし、さあ封筒に入れよう!と思った時に、適当なものがないのです・・・
これも後から気が付いた反省点なのですが、銀行の窓口でまとまったお金をおろしていれば、札束が入るマチ付の封筒に入れてくれるんですよね。それがあれば、最適だと思います。
さて、自宅にあるのはA4を3つ折りにして入る長3の定型封筒か、A4を折らずに入れられる角2の封筒だけでした。
長3だと、160万円の厚みは入りませんでした。角2なら入りますが、160万円をそのまままとめて入れてしまっていいのか?!と思いとどまり、
せめても・・・と思い、50万円ずつ銀行の封筒に入れて、50万円×3+10万円×1の状態(封筒4つ)にして持参しました。
手付金が、約束通りの金額そろっていることを、その場できちんと確認してもらわないといけませんから、少しでも数えやすい方がいいかな?と思ったからです。
9枚のお札を、1枚のお札で2つ折りにして挟んで、10万円単位で分けることも考えましたが、結局やめました。160万円なので、10万円セットが16あるという状態です。16セットもあると、確認する時に扱いにくくなるかな?と思ったからです。
手付金を渡す
いよいよ売買契約の日。売主さんと初対面です。
手付金を渡す時ですが、式典で賞状をのせるような仰々しいお盆などは一切登場せず(笑)、逆に「あれ?このまま差し出していいの?」って感じでした。←日本人的感覚でしょうね、これ(笑)
手付金は、買主の手から売主さんへ、文字通り手渡しでした。不動産営業マンもその場に立ち合っていますが、手付金に触れることは無かったです。
不動産営業マンが売主さんに促して、きちんと160万円あるかどうか、売主さん本人にキチンと確認してもらうという流れでした。
これが、銀行の印鑑が押された帯付の札束だったとしたら、どうだったのかな~?と少し気になりますが、不動産営業マンの立場だとしたら、たとえ帯付だったとしても、きちんとその場で売主さんに確認してもらいますよね。
と考えると、100万円の札束になっているよりも、10万円とか50万円ずつとかで小分けになっている方が、確認する側も確認しやすいですよね。
うまく数えられなくて「あれ?足りない?」なんてことになると、お互いちょっと焦りますので・・・。
今思えば、160万円を、50万円×3+10万円×1で封筒に分けず、40万円×4で分けてもよかったのかな・・・?(いや、どっちでもいいですね 笑)それぞれの封筒に、いくら入っているのか明記しておいても良かったな・・というのも、1つ反省点です。
しかし、振込ならこんなことしなくていいのに・・・と思ってしまうのですが、よっぽどの理由がない限りは、契約書と手付金の受領は同時履行が原則ということだそうです。
まとめ
私の手付金手渡し経験を振り返って、まとめてみます・・
- 銀行窓口に行く時間があれば、帯付の札束をマチ付の封筒に入れてもらう
- 縁起を担ぐなら、新札で準備する
- 時間がないなら、旧札&帯なしでOK
- 売主さんがその場で金額を確認しやすいよう、配慮をして持参する
といったところでしょうか。
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コメントをどうぞ!
あさって契約なのでとても参考になりました。手付け金240万を数えやすいようにするか思案中です。
なかの様
コメントいただき、ありがとうございます。
明後日が契約とのこと、私の体験談が少しでも参考になれば幸いです。
銀行員など多額の現金を取り扱うご職業の方なら、100万円帯付の状態でもササーッと枚数確認ができるのだと思いますが…
自分自身も手付金を準備する段階で、「これで絶対に間違いない!」と確信が持てるまでチェックすると思うので、その時に自然と「数えやすい状態」に近づいてくるのかな…なんて思います。
何はともあれ、この度はご購入おめでとうございます!^^
たんなる感想でまったく役に立たない記事。
ううう・・・
お役に立てず、申し訳ありません。
今後、改善させたいと思います。
率直なご感想、ありがとうございました!
そんなことはありませんよ。
私も同じ状況でしたが参考になりました。
ありがとうございました。
やまきよ様
参考になったとのお言葉、ありがとうございます!
私の体験談を通して、個人的な意見をベースに記事にさせていただいていますので、「こうするのがマナー」「これが多数派」というやり方を知りたい方には参考にならないかもしれませんが・・・
中古住宅の売買をした友人にも、手付金はどのような状態だったか今度聞いてみようかと思います!