今回のブログ記事では、いわゆる浴室乾燥機(正確には換気乾燥暖房機や浴室換気暖房乾燥機)について検討した内容をご紹介したいと思います。
私たちが購入した中古マンションのお風呂は、リクシルのリノビオVでリフォームしました。
ユニットバス(システムバス)も、キッチンと同様に、オプションが数多くあり、その中の一つ、換気設備も少し迷いました。
リクシル リノビオVの換気設備のお値段
リフォーム会社の方に訪問見積りに来てもらった時に、「浴室乾燥機はどうされますか?」と聞かれ、「とりあえず見積りに入れておいて下さい。」とお願いしました。
それでリフォーム会社の方が見積りに入れておいてくれたのは、100V換気乾燥暖房機でした。
が・・・やっぱり気になるのは、他にどんな選択肢があるのか?そしていくらなのか?
以下は、リノビオVで選択できる換気設備のオプション料金です。(リノビオVじゃなくてもリクシルの他のシリーズでもたぶん一緒)
No. | 換気設備 | アップ料金(税抜) | |
---|---|---|---|
定価 | 63%OFF | ||
1 | 換気設備なし | 0 | 0 |
2 | 換気グリル(24時間換気機能なし) | 600 | 222 |
3 | 天井換気扇(24時間換気機能なし) | 14,800 | 5,476 |
4 | 天井換気扇 | 35,000 | 12,950 |
5 | 100V換気乾燥暖房機 ←これ | 119,800 | 44,326 |
6 | 100Vプラズマクラスター搭載 換気乾燥暖房機 | 144,800 | 53,576 |
7 | 200V換気乾燥暖房機 | 160,800 | 59,469 |
8 | 200Vプラズマクラスター搭載 換気乾燥暖房機 | 185,800 | 68,746 |
9 | 200Vクリアミスト換気乾燥暖房機 | 369,000 | 136,530 |
10 | 温水式換気乾燥暖房機 | 190,000 | 70,300 |
11 | 温水式ミスト換気乾燥暖房機 | 260,800 | 96,496 |
12 | 2室天井換気扇(24時間換気機能なし) | 32,000 | 11,840 |
13 | 3室天井換気扇(24時間換気機能なし) | 51,000 | 18,870 |
14 | 2室換気乾燥暖房機 | 180,000 | 66,600 |
15 | 3室換気乾燥暖房機 | 184,000 | 68,080 |
※63%OFFというのは、私が依頼したリフォーム会社の最終的な割引率です。
標準仕様(アップ料金なし)が、まさかの「換気設備なし」であることに驚いたのですが、マンションでも浴室に窓がある間取りもあるので、中には換気設備なしのユニットバスを入れるケースもあるんでしょうね・・・
そして単なる換気扇(No.3)から、一番安い浴室乾燥機(No.5)にすると、約4万円アップすることになります。
プラズマクラスター搭載の浴室乾燥機
やっぱり気になるのが、SHARPのプラズマクラスター機能がついた浴室乾燥機。
マンションの窓がないユニットバスは、こもった臭いとカビが気になりますよね。
プラズマクラスターはカビ菌の除菌や消臭に効果があるようなので、せっかくならプラズマクラスター搭載の浴室乾燥機にしようかなぁ・・・と思いました。
スタンダードな浴室乾燥機から、プラス1万円でプラズマクラスター搭載にできるなら、いいかも!と思ったのですが・・・
- 過去に、消費者庁から指摘も受けているけど、プラズマクラスターって本当に効果があるの?
- 我が家のリビングで使っているエアコンはプラズマクラスター付だけど、エアコン内部はカビだらけだけど?!
- プラズマクラスターがあるからって安心して掃除をサボれば、結局カビるんじゃない?!
ということが頭をよぎり、プラズマクラスターや浴室乾燥機について、ちょっとネット検索してみたりしました。
すると・・・
- プラズマクラスターでカビ菌を全て除菌することはできない。
- 浴室のカビ対策なら、除湿機で十分。除湿機なら持ち運びもできて、色んな部屋で使えて便利。
- 浴室暖房乾燥機とカビ対策は別に考えた方がいい。
と、こんな感じ。そもそもプラズマクラスターそのもののを疑う口コミも山ほどあります・・・
ズバリ!という答えは見つかりませんでしたが、最終的に私が出した結論は、
ということです。浄水器の記事でも書きましたが、目に見えないものを、自分の五感で実感できる自信がないんですよね、私。
つまりは、プラズマクラスターも気休め程度にしかならない。
そして、一見便利でハイテクな機能ほど、実は余計な機能だったりすることもあります。お掃除機能付のエアコンが一番いい例です。お掃除機能付で10年間お掃除不要!なんて過大広告に踊らされ、掃除を怠ってひどい目をみましたから(笑)
浴室乾燥機の使い道って??
今さら?!って感じですが、そもそも浴室乾燥機ってどんな時に使う商品かご存知ですか?
色んな口コミを読んでいて分かったのは、まず、浴室乾燥機はカビ対策のために使用するものではないということです。
その上で、改めて浴室乾燥機の機能を見てみましょう。
浴室乾燥機の機能
- 暖房:冬場、浴室の気温が低いときに温めることができる
- 乾燥:浴室で洗濯物を乾かすことができる
- 涼風:夏場、浴室が蒸し暑いときに風を送ることができる
- 換気:浴室の換気をする
浴室乾燥機の使い道はこの4つです。
4つ目の換気は、皆さんご存知の通り、普通の換気扇でも持ち合わせている機能です。
つまり、暖房・乾燥・涼風を使うなら浴室乾燥機を入れた方がいいけど、換気しか使わないのであれば、普通の換気扇で十分!!ってことです。
浴室暖房を使う?
浴室暖房が活躍するであろうと想定できるパターンが以下2つ。
(1)高齢者がいる家庭
高齢者の死亡事故ワースト1はお風呂場らしいです。冬場、室内と浴室の温度差が激しいことで心臓に負担がかかるそうです。
高齢者がいるなら、室内と浴室の温度差を少なくするために、あらかじめ浴室を温めるのに便利です。
(2)赤ちゃんがいる家庭
あとは、赤ちゃんがいる家庭。ママが体を洗うまでの間、洗い場にバンボや浴室用ベビーチェアを置いて座って待っていてもらう、なんてことをします。
でも冬場は、赤ちゃんを裸にしてしまうと寒いし、洋服を着たままだと濡れて脱がせにくくなるし、浴室の外(脱衣所)で待たせると泣いて暴れて危険だし・・・
そんな時、浴室に暖房機能があれば、裸にした赤ちゃんも寒い思いをせずに済むのでいいですよね!
私たちとしては、出来ればあと1人子供が欲しいなぁと思っているので、もし3人目を迎えることができたら、冬場活躍すること間違いなしです。
浴室で洗濯ものを乾かす?
我が家では、洗濯物は基本、夜洗いの夜干し。
そして、ドラム式全自動洗濯機の乾燥機を毎晩使用しています。乾燥機に入れないものは、ベランダに干しています。
そして現状、雨の日はリビングに部屋干しで、エアコンの除湿運転&扇風機の風を当てて乾かしています。(ちなみに冬は暖房で乾燥しまくっているので、そのまま部屋干しします。)
じゃあ、浴室に洗濯物を干すことなんてあるのでしょうか?
リビングの部屋干しでも乾燥機でもなく、あえて浴室に干すことのメリットについて考えてみました。
リビングの部屋干しとの比較
- 来客時でも、1番目につくリビングに洗濯物を干さなくて済む
- リビングが洗濯物で雑然とした印象になるのを避けられる
- リビングで鍋などした時、洗濯物に臭いが移る心配がない
- 洗濯機と浴室がすぐ側で、家事動線が短くて済む
- 浴室ならタオルケットやシーツなど大きいものを干すこともできる
乾燥機との比較
- シワになるから乾燥機に入れたくないけど、急いで乾かしたいものがあるとき
↑いかがでしょう?こんな感じです。
部屋に余裕があれば、リビングとは別の部屋を1室閉め切って、除湿機を運転させて洗濯物を乾かす・・・なんてこともアリですが、かなり贅沢な部屋の使い方ですよね(笑)
涼風って使う?
これを使う人はほとんどいないんじゃないかなぁと思います(笑)少なくとも我が家では100%使わない(笑)
我が家では、夏場は浴槽にお湯はためず、シャワーだけで済ませていますが、ぬるま湯に温度調整していますし、子供たちは水のまま浴びることも多々あります。
なので、夏場のお風呂が蒸し暑くって不快、風が欲しい…なんて思ったことは1度もないです。
まとめ
そんなこんなで、私が1番メリットに感じたのは、浴室ならタオルケットやシーツなど大きいものを干すこともできる!って点です。
梅雨の時期、布団のシーツ(敷きパッドを使っています)の洗濯に苦労するんですよね。雨で外に干せないし、乾燥機にかけると縮んでしまうし・・・
子供のオムツからおしっこが漏れたとか、鼻血を出したとか、レイコップでどうこうできるわけではない汚れに突然襲われます。
そんな時、浴室乾燥機があれば、シーツやタオルケットを干してササッと乾かすことができて、便利だなと思いました。
何はともあれ結論です!
浴室乾燥、あれば必ず、使うはず!
- 時々しか使わなかったとしても、後悔しないように入れておこう!
- でもプラズマクラスターは要らない。
ということで、浴室乾燥機はプラズマクラスターなしで、スタンダードなタイプを入れることにしました。
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