洗濯用ふろ水利用システムはやめておきました

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洗濯用ふろ水利用システムというものをご存知でしょうか?

リクシルでは「洗濯用ふろ水利用システム」という名前ですが、TOTOでは「ノコリーユECO」という商品名のようです。

私も、リフォームを検討中に、リクシルのカタログを見て、初めてこの「洗濯用ふろ水利用システム」の存在を知りました。

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洗濯用ふろ水利用システムとは?

洗濯用ふろ水利用システム

洗濯機のふろ水ポンプを作動するだけで、手軽に浴槽の残り湯を洗濯に利用することができます。壁を通して配管するので見た目スッキリに、スマートに納まります。

このようなオプションです。床下や壁の中に配管を通すので、新築時やリフォーム時でないと、なかなか難しい工事ではあります。

しかし、新築orリフォーム時だからこど、一度は検討しておきたいシステムです。

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洗濯用ふろ水利用システムの追加料金は?

以下、リクシルのリノビオVの場合ですが、おおよそこれくらいです。

※私が依頼したリフォーム会社では、最終的にリノビオVを63%OFFしてくれました。

定価 63%OFF
洗濯用ふろ水利用システム +35,000 +12,950
浴室外配管 +20,000 +7,400
合計 +55,000 +20,350

これに、工務店への作業代も追加されます。

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洗濯用ふろ水利用システムのメリット

風呂水給水ホースとサヨナラできる

お風呂の残り湯洗濯するための専用ホース

残り湯洗濯のための風呂水給水ホースと言えば、これ↑

この専用ホース、使う時は長く伸ばして、使わないときは短く縮めてコンパクトに収納できるという優れモノなんですが、やっぱりジャマなんですよね。

特に、短く縮めるのが結構面倒です。せっかく縮めたホースを、小さな子供がイラズラして伸ばしてしまったり…なんてこともありました。(伸び縮みしないタイプのホースもあるようですが)

ちなみに、我が家の伸び縮みする風呂水給水ホースは、東芝の洗濯機の付属品です↓

 

私もかつて、残り湯洗濯をしていた時期があったのですが、この専用ホースの片付けが面倒だったこともあり、だんだんと残り湯洗濯をしなくなってしまったような気もします。

ということで、「洗濯用ふろ水利用システム」を導入すれば、このジャマな風呂水給水ホースともオサラバできるというわけです!!

入浴途中に残り湯洗濯を開始することも可能

お風呂の残り湯洗濯するための専用ホースを使用中

↑このように、風呂水給水ホースを使う時は、必然的にお風呂のドアを少し開けることになってしまいます。

朝洗濯する家庭では、あまり関係のない話ですが、夜洗濯派の家庭ではこれが結構重要になってきます。

つまり、誰かが入浴している時、もしくはまだ入浴していない人がいる場合、この風呂水給水ホースを使用した洗濯は避けなければなりません。

入浴中であれば、ドアの隙間からシャワーの水や湿気が、脱衣所に漏れてしまいます。それに、この風呂水給水ホースが投入された浴槽には、気分的にあまり入りたくないですよね。

しかし!

この「洗濯用ふろ水利用システム」を導入すれば、誰かの入浴中でも(あるいはまだ入浴していない家族がいる場合でも)、気にせず残り湯洗濯を始めることができます!

もちろん、浴槽のお湯の量はその分減りますが、ドラム式洗濯機であれば、使用するお湯の量はとても少ないので、気にならないと思います。

夜のうちの残り湯洗濯は、お湯の温度が高いので汚れ落ちも良く、また、雑菌も少ないはずです。

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洗濯用ふろ水利用システムのアレが気になる!

メンテナンス・お手入れは?

私が専用の風呂水給水ホースで残り湯洗濯をしていた頃は、

  • 毎日のメンテナンス・・・使用後にホースを縮めながら、ホース内に残った水を洗面台に流して空っぽにする
  • 時々のお手入れ・・・バケツか浴槽に配管洗浄剤を入れた水を用意し、それをポンプでくみ上げて、ホース内をつけ置き洗い

という感じで、お手入れをしていました。

 

しかし・・・・

この洗濯用ふろ水利用システムを見る限り、配管内の水を空っぽにすることは出来なさそうですよね。床下部分の配管に水が貯まったままです。

洗濯用ふろ水利用システムの配管

この部分に、皮脂が混じった生ぬるいお湯がたまりっぱなしになるとすれば、かなり汚れると思うのです。

じゃあ、毎回、きれいな水を吸い上げて洗浄する?となると、余計に水を使って、全然エコじゃなくなってしまいますよね。

 

もちろん、たまに浴槽に配管洗浄剤(いわゆるジャバ。塩素系漂白剤?)を混ぜ、それを吸い上げて配管内を洗浄することは可能です。

以下は、TOTOのノコリーユECOですが、メーカー推奨のお手入れ方法があったのでご紹介します。

TOTO ノコリーユECOのお手入れ

http://qa.toto.jp/togo/qa/qadoc/024/Q2736_20160902_173231_A001.pdf

浴槽にほぼ満タン近い状態まで水を溜めて、洗浄とすすぎで結構たくさんの水を使うことになりますね。それに加えて、洗濯機と浴槽の清掃も・・・

TOTOのページで、このお手入れ頻度について書いてあるページを見つけることができませんでしたが、ジャバ等の配管洗浄剤には月に1度と書いてあるので、それくらいでしょうか。

 

ただし、この配管洗浄剤でのお手入れを定期的に行っていたとしても、何年も使用すると、落ちない汚れがたまっていってしまうかもしれません。その時、風呂水給水ホースのように、気軽に新しいものに交換できないのが、悩ましくありませんか?

残り湯洗濯のシーズンオフは?

我が家の場合、夏場はシャワーだけで済ませ、浴槽にお湯をためません。つまり、夏場は残り湯洗濯のシーズンオフなのです。

シーズンオフになる前に、当然、配管洗浄は欠かせません。

しかし、やっぱり洗濯用ふろ水利用システムの配管の中を空っぽにすることはできません。

なので、秋に入ってまたお風呂にお湯をためて入ろうかな・・・という時期になったら、もう一度配管のクリーニングをして…という感じでしょうか。

残り湯洗濯を一切使用しなくなったら?

何かをきっかけに、残り湯洗濯を一切使用しなくなる可能性もあるかも…と思いました。

  • 家族構成が変わった時
  • 洗濯する頻度や、洗濯する時間帯が変化した時
  • 家族の誰かが、残り湯の雑菌が気にし始めた時
  • etc・・・

何かをきっかけに、残り湯洗濯をやめる可能性は十分にあります。

TOTOのホームページによると、使用しなくなった後に、ホースを外した後の壁穴を塞ぐ事は可能ということでした。

でも、床下に水が入りっぱなしの配管が残ってしまうのが、ちょっと気がかりです。

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私が迷った理由

そんなこんなで、とても便利な洗濯用ふろ水利用システムですが、私個人としては、配管の汚れやお手入れの限界が気になる・・・

そもそも、今はもう、残り湯洗濯は一切していません。

だから、洗濯用ふろ水利用システムは、要らないと言えば要らないのですが、今後、縦型の洗濯機に買い換えたときのことを考えると、残り湯洗濯を再開する可能性もあるのです。

(※現在我が家では、ドラム式洗濯機を使っているのですが、次はまた縦型の洗濯機がいいかも…と思っています。長くなるので、ここでは理由は省略しますが。で、縦型の洗濯機は、ドラム式とは違って水を多く使うので、そうなったらまた残り湯洗濯をしたくなるかもなぁ…ということです。)

そんなわけで、この洗濯用ふろ水利用システム、どうしようかなぁ…というのを迷うと同時に、そもそも残り湯洗濯ってどうなのよ?!本当にエコなの?雑菌が臭いの原因になったりしないの?

・・・ってこともネットで調べ始め、時間が消費されていきました。

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私が出した結論

今後、何らかのきっかけで再び残り湯洗濯がしたくなれば、従来通り風呂水給水ホースを使って残り湯洗濯をすればいい!

という結論に至りました。洗濯用ふろ水利用システムは便利ですが、それがなければ残り湯洗濯ができないわけではありません。

それに、従来通りの給水ホースは、2,000円程度で新しいものに買い換え可能ですしね。

 

そしてそして・・・

もし今後、縦型洗濯機に買い換えた場合は、後片付けが面倒な風呂水給水ホースを使うことなく、バケツで給水することも可能になるのです!!

バケツで…というのは、ネットのクチコミで発見したのですが、そういえば私の実家でも、昔はバケツで風呂水汲んで洗濯に使っていたっけなぁ~と思い出しました。

バケツの場合、何往復かする手間がかかりますが、給水ホースと違って、後片付けや手入れなど、取扱いがシンプルですよね。重いバケツは、いい筋トレにだってなります(笑)

 

・・・という、まさかの時代逆行のバケツ給水まで視野に入ってきたところで、私の洗濯用ふろ水利用システムの検討は幕を閉じました。

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まとめ

以上、私が洗濯用ふろ水利用システムを導入しなかった話でした。

節水意識や、残り湯の雑菌問題、はたまた配管の汚れやメンテナンスなど、感じ方や捉え方は個人差がありますので、もちろん正解はありません。

あくまでも、一個人の感想・意見ですが、参考になれば幸いです。

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お風呂のリフォーム
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このブログを書いている人
アカネ

サラリーマンの妻で、30代後半2児の母です。
築20年程の中古マンションを購入し、フルリフォームして暮らしています。
細かいところにこだわったリフォームの体験談やレビューを中心に、ブログで熱く語っています!

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コメントをどうぞ!

  1. 選択大好きおばさん より:

    TOTOのお湯取りシステムを導入して5年目になります。以前の給水ポンプ式が何だったのかという位なくてはならない存在になっています。心配していた配管汚れ対策については家庭用高圧洗浄機を使って以下のようにやっています。
    1、洗濯機側のお湯取りホースを接続口から外して、高圧洗浄水を浴槽側に逆流させる。
    2、浴槽に出てきた汚れを排水。

    *高圧洗浄機のノズルとお湯取りホースの接続はぴったりできないのでタオルなどでグルグルまきにして高圧水が周辺に飛び散らないようにするのがコツといえばコツです。

    *それでも匂いなどが気になるときはメーカー推奨の洗浄方法を時々試してみてはどうでしょうか。私はまだ試してませんが。。。

    • アカネ アカネ(管理人) より:

      選択大好きおばさん様

      始めまして!コメントありがとうございます。
      もしかすると、正しくは「洗濯大好きおばさん」でしょうか?(^^)

      TOTOのお湯取りシステムを既に5年もお使いなんですね!そして、なんと、家庭用高圧洗浄機で配管の汚れ落としをしているとのこと…!
      実際に利用している方のお話は大変貴重です。であれば、薬品を使わずに水だけで掃除ができるということですよね~。よさそうですね!

      私はマンション暮らしですが、それでも、ベランダの掃除に高圧洗浄機があったら便利かなぁ…なんて感じていたところです。(でも、音や水の跳ね返りで、お隣や下の階へご迷惑かけるので無理かもしれませんが…)その高圧洗浄機に、そんな使い方(配管の清掃)もできるなんて!!さすが高圧洗浄機、優秀ですね(^_^)

      結局私は、このお湯取りシステムを導入せずにリフォームしてしまいましたが、今後、検討される方にとって、大変役立つ情報です。どうもありがとうございました!