初めまして。私は、30代後半の主婦「アカネ」と申します。
私達夫婦は、築20年ほどの中古マンションを購入し、入居前にフルリフォームをしました。
さて、今回は、
- 築20年ぐらいの中古マンションが狙い目と聞くけど、本当に後悔しない?
- 本当は新築や築浅がいいけど、予算的には築20年以上のマンションしか無理かも…
- 築20年でもリフォームやリノベーションをすれば、新築同様かそれ以上と聞くけど、本当?
と思っている方のために、実際に築20年の中古マンションを購入して暮らしている私の実体験をご紹介します。
タイトルの通りですが、残念ながら、築20年ならではのデメリットや残念なところはいくつか存在します。
この記事を読んで、「その程度なら築20年の中古マンションもアリかも!」または「やっぱり新築か築浅マンションにしよう!」など、どう感じるかはあなた次第です。
いずれにしても、あなたのマンション選びの参考になれば、私としては幸いです。
マンション住人の平均年齢が高い
ワースト1はやはりこれ。
私達は30代後半の子育て世帯なのですが、同世代が圧倒的に少ないんです。
もちろん、私達のように中古で購入した方や、分譲賃貸で住んでいる方もいます。でもやはり、新築当時に購入してそのまま継続して住んでる世帯の方が多いです。
では、具体的にどんなデメリットになるのかご紹介します。
※ちなみに私が住むマンションは、総戸数70程度と、比較的小規模(中規模?)です。総戸数が数百~1,000を超えるような大規模マンションは、また違ってくると思います。また、ご自身の年齢によっても、受け取り方は違ってくると思います。
未就学児~小学生がほとんどいない
20年前に30代~40代くらいだった方が多いので、現在は50代~60代。当然、お子さんが成人している家庭も多く、我が子と同世代の子供(未就学児や小学生)はほとんど見かけません。
一方、近所の新築~築10年以内のマンションは、やはり30代~40代の子育て世帯が多く、同級生の子供が何人もいる状態です。マンションによっては、マンションの子供会というものが存在するようです。
同じマンションのママ友同士、お互いの家を行き来している話を聞くと、私も羨ましく感じます。そして、他のマンションの子供たちが一緒に登下校している様子を見たり、子供会のイベントの話を聞いたりすると、我が子には寂しい思いをさせているなぁと思います。
実際、小学生の我が子には「〇〇ちゃんや△△ちゃんと同じマンションだったら良かったのになぁ」と愚痴を言われます(笑)
「すまん、ママもそのマンションが良かったけど、予算オーバーでね。無理して買っても、もっと狭くて日当たりが悪い部屋にしか住めなかったよ。」と心の中でつぶやいています(笑)
ただ逆の視点から見ると、同じマンションのママ友(または子供同士)で発生するいざこざの心配がないのはメリットかもしれません。常に気楽です。
私の友達の話ですが、同じマンションのママ友に何かと面倒な人がいるそうです。距離を置こうとしても、相手は強引なタイプなので全く気付いてもらえず、イヤイヤお付き合いをしていると言っていました。
年上の方々と管理組合や自治会を運営をすることになる
私たちは30代後半の夫婦なんですが、築20年のマンション内では、世帯主としてはかなり若いほうです。もしかしたら、1~2を争うくらい若いかもしれません(笑)
定年退職を迎えているご家庭もいくつもあるようですし、もっとご高齢の方もちらほらお見かけします。
あまり規模が大きくないマンションなので(総戸数70程度)、私たちは結構目立った存在のようです。
つまり・・・
- 年上の方々(まるで会社の役員)に気を遣いながら、管理組合や自治会に参加する
- 「若い衆、あとは頼んだ!」みたいなノリで、色々任される
ということです(笑)
自分たちと同世代のご家庭と和気あいあい…といった雰囲気とは程遠いですね。新築当初からお住まいの60代前後の方々は、和気あいあいとして楽しそうですが(笑)
私たちもいずれ理事を務める順番が回ってくるので、その時は別途記事にしたいと思っています。
ただ、悪いことばかりではなくて、愛想がいい下の子(幼児)は、マンション内で何かと可愛がってもらっています。高齢化が進むマンション内では、色んな意味で貴重な存在なのでしょうね(笑)
エントランスがいまいち
マンションの顔とも言えるエントランス。
新築マンションは、高級マンションでなくとも、エントランスがシティホテルのような洗練されたたたずまいで、高級感がありますよね。最近のトレンドなんでしょうか?
さて、我が屋の築20年のマンションはというと・・・
実に質素です!
必要最小限の面積と設備のみです。ソファもなければ、豪華な生け花もありません。
そして壁に取り付けられた掲示板や鏡など、所々に、昭和の名残りを感じさせるデザインが散りばめられています(笑)
ただし、同じくらいの築年数でも、友人宅マンションの場合は、広いエントランスにソファもあって、もっと豪華な雰囲気でした。ただ、全体的なデザインは、やっぱり新築や築浅マンションとはちょっと傾向が異なります。(あと、エントランスのソファが、一部、破れていたような気が…)
私たち夫婦は、その辺の優先順位は低い方だったので別にいいんですが、やっぱりパッと見、新築マンションとは大きく異なる点ですね。
エントランスに劣等感を感じてしまう方、はたまた「こんなエントランスじゃ、恥ずかしくって友達呼べない!」と感じる方は、新築か築浅マンションにしておいた方がいいかもしれません。
築20年のマンションは、1回目の大規模修繕は終えて2回目の大規模修繕にむけて準備中という段階ですが、間違っても「エントランスをもっとセンス良く豪華に改修しよう!」という動きにはならないはずです(笑)
自分がそういった声を上げたとしても、年金で暮らしている住人の方々に、笑って流されるのがオチですね。(エントランスの段差を無くそう!は、高齢化対応に欠かせないので、実現可能だと思いますが。)
リフォームの限界や見落としによる古ぼけ感
築20年のマンションだと、壁紙や畳だけではなく、キッチンやお風呂などの水回り、そしてフローリングなど、ほぼ全面リフォームが必須になってくるケースが多いかと思います。
関連記事 →中古マンション築20年 リフォームしておきたい場所は?(チェックポイント別)
慎重な私は、失敗しないように、それはそれは注意深くリフォームしましたが、それでもはやりマンションならではのリフォームの限界(制約)もありますし、見落としもありました。
詳細は別記事(→中古マンション・フルリフォーム後も古臭さが残ってしまった場所)でもご紹介していますが、ひとまず写真でご覧ください。
こんな感じです。お分かりいただけたでしょうか?
室内を全面リフォームしたとしても、どこかに築20年の面影が残ります。新築マンションのように、どこもかしこもピッカピカにするというのは結構難しいんですよね。
特に、玄関のドアやサッシは規約上は共有部分にあたるので、個人で勝手にリフォームできません。
でも、新築を購入しても、掃除を全力で頑張り続けない限り、「ピッカピカ」も5年くらいで終息を迎えるはずです(笑)
あとは、新築のような状態に戻すリフォームという考え方よりも、古さを生かしたリノベーションという考え方で、アンティークっぽい味のある内装を目指した方が、いいかもしれません。
リノベーションに興味がある方は、リノべるで資料請求してみると、世界が広がると思います。
まとめ
築20年マンションのデメリット、いかがでしたでしょうか?
- マンションの住人
- マンションの共有部分
- マンションの専有部分
それぞれデメリットがあります。
以前、こちらの記事→中古マンションを購入する際の「妥協点」とは?にも書きましたが、今のマンションを購入するにあたり、妥協したこともいくつかあります。
それに加えて、暮らし始めてから見えてきたデメリットもあります。
でも、それを上回る魅力(予算内・広さ・立地など)があったので、今のマンションを購入したことを後悔していませんし、とても気に入っています!
以上、マンション探しをしている方の参考になれば幸いです。
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